日本でも駐車場や公園を会場として開催することが増えてきました。ところがブルックリンのフリー(蚤の市)は、規模も話題性も想像もつかないくらい大きいことで有名です。日本に進出してきた有名カフェや、催事で見かける素敵なスイーツも、じつはこのフリー出身ということがあるのです。
Brooklyn Roasting Company/Brooklyn Flea
いまではニューヨーカーのほとんどが知るドーナツショップ「DOUGH(ドウ)」や、人気のカフェ「Brooklyn Roasting Company(ブルックリン・ロースティング・カンパニー)」は、有名店となってもフリーに出店し続けています。
そんなブルックリンのフリーの魅力を知るために、最新のフリーから番外編までをお伝えします。
Smorgasburg(スモーガスバーグ)言わずと知れた、「食」のフリーがこの「Smorgasburg(スモーガスバーグ)」です。100店舗以上のベンダーがひしめき合う会場は圧巻! その場でフードをつくって、できたてを提供するお店が人気で、昨年はラーメンバーガーも話題になりました。
いかにもアメリカン!なフードが欲しいなら、ブルックリンをベースにお店を展開する「Landhaus(ランドハウス)」のGrilled BLTがおすすめ。
ブルックリン・ブリッジ
約2センチほどの厚切りベーコンをお客さんの目の前でじっくりと焼き上げて、サンドイッチに挟みます。実演販売だけでなく、加工食品も目移りする華やかさ。でもいちばん「美味しい」のはブルックリン・ブリッジを見ながら、食べる爽快さ!
でも、その前に長蛇の列もお忘れなく。食にうるさいニューヨーカーならではですね。
Brooklyn Flea(ブルックリン・フリー)スモーガスバーグのようなフードの勢いはありませんが、雑貨のお買い物は是非ここで! 私が訪れたときは夏でした。来場者のワクワク感が伝わってきます。
入ってみると、時間を忘れるほど魅力的なものばかり。
普段なにげなくスルーしがちなマップをテーマとしたアート、ちょっと不思議なアンティークの置物から最新のアーティストジュエリーまで!
出店者とたわいもない会話をしながらぶらぶら。時間を忘れてしまいます。
Artists & Fleas(アーティスツ・アンド・フリーズ)強力におすすめしたいのがアーティスツ・アンド・フリーズです。もともとは倉庫だった場所を利用して、各ベンダーがブースを出せるマーケットプレイスにしています。場所はブルックリンのスモーガスバーグの近く。
ここでは、まだ無名のアーティストやデザイナー、そしてヴィンテージ・コレクターと直接コミュニケーションを取りながら品物を買うことができます。
2003年にウィリアムズバーグで始まったこの取り組みは、いまでは川向こうのチェルシーマーケットそして西海岸のLAにまで広がっています。
Berg'n(ベルゲン)新しいフリーをご紹介します。ブルックリン・フリーというと不動のブッグネームですが、昨年11月にクラウンハイツというエリアに、フリーマーケットだけでなく、Berg'n(ベルゲン)という名前でバー、カフェ、有名ベンダーを設けたフードコートエリアを増設しました。
前出のラーメンバーガー、doughの出店はもちろん、フリームービーまであります。フリーというと週末開催が普通ですが、ベルゲンはナイトフリーとして平日も開催。ハッピーアワーは火曜から金曜4時-7時、週末は10時から4時です。(2015年1月現在)
Brooklyn Night Basaar(ブルックリンナイトバザー)ナイトフリーの先駆けといえば、プレッツェル工場で始まったブルックリンナイトバザーです。現在グリーンポイントの倉庫で行われており、フードのみならず、パフォーマンス、カルチャー、なんでも楽しめるおもちゃ箱のような世界が広がっています。
フリーの場所や時間は、季節によってかわります。出かけるまえにサイトでチェックするのがおすすめです。
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