2月10日に発売になった大友育美さんによる書籍『おくすり味噌汁114』(ワニブックス刊)はユニークなお味噌汁のレシピ本。なす、トマト、ほうれん草、ヨーグルトなど、冷蔵庫にあるいつもの材料をうまく組み合わせたお味噌汁で身体の不調を改善しよう、というもので、具だくさんな味噌汁114品が紹介されています。
たしかに具だくさんで温かいお味噌汁は、簡単に栄養がとれて身体もポカポカになります。本の中では、冷え、疲れ、貧血、肩こり、生理痛、二日酔いなどの効能別に紹介されているので、体調に合わせて気になるレシピを選ぶことができます。
意外な具材の組み合わせも「体を温める」「エネルギーを補う」「デトックス」「熱を冷ます」「心に効く」など
全部で8つの章で、それぞれにレシピが掲載されているのですが、筆者がなかでも気になったのが、「巡りをよくする」章で紹介されていた「さば缶と長ねぎ」。さばも長ねぎも血流を改善し、疲れをやわらげ、アンチエイジングにも効果的な組み合わせなのだそう。缶詰なら簡単に調理できますし、台所に眠っていることが多いので、これはすぐにでも実践できそうです。
また、エネルギーをチャージしたいときは、こちらがおすすめです。
アーモンドは疲労で不足するエネルギーを補う効果があって、さらにカリフラワーと合わせてると胃腸不良にも効くそうです。
こんな材料も使えるんだ、この組み合わせもおいしそう! などお味噌汁のバリエーションも広がりますし、5分で完成する時短レシピの紹介や、さらには、レシピ以外にもだしや味噌についても説明されているので、お味噌汁についての基本を知りたいかたにもぴったりです。
偶然にも書籍の発売日と同じ2月10日から、山陽新幹線(新大阪~博多)の車内販売で「お味噌汁」や「クラムチャウダー」「おしるこ」の販売がスタートしました。冷たい駅弁も温かい飲み物があればよりおいしく感じますね。
簡単に作れて栄養満点のお味噌汁。体調に合わせた具材を選んで、毎日の食卓を楽しみたいものです。
miso-soup via Shutterstoc