肌のくすみがなかなか消えなかったり、おなかまわりがたるんできたり、30代を過ぎると気になってくる身体の衰え。さまざまなエイジングケアを試しているのに、なかなか効果が実感できないとしたら、その原因は睡眠不足にあるかもしれません。 運動しなくても脂肪燃焼しやすい身体に

前回記事で紹介したとおり、肥満の専門医・左藤桂子さんの著書『痩せる寝方』(左籐桂子著/大和書房)によると、ダイエットと睡眠は深い関係にあります。その理由は、眠っている間に分泌される成長ホルモンが脂肪燃焼を促すから。

実はこの成長ホルモン、細胞の生まれ変わりや修復にも関係しています。 

「睡眠不足により荒れた肌やパサパサの髪に潤いやツヤがよみがえるのも、疲労から回復するのも、みな睡眠時に分泌される成長ホルモンのおかげなのです」

痩せる寝方』P28より引用

つまり睡眠が足りていないと、細胞の生まれ変わりがうまくいかず、壊れた細胞も修復されないままになってしまうため、肌荒れやたるみ、シワなどが起こりやすくなることに......。どうしようもなく深夜まで残業をしたり、ベッドに入ってもスマホを操作したりすることがエイジングを進めているとしたら、ちょっとコワイですよね。

美と健康を保ちたいなら、夜更かしをきっぱりやめてぐっすり眠ること。「夜中の3時には眠る」「最初の3時間は中断しない」「トータル睡眠時間は7時間を目指す」ことを意識するのがよいのだそうです。

睡眠を大切にすることは、自分自身をいたわることでもあります。疲れ知らずの身体に、生き生きと輝く素肌、そしてスリムな身体まで手に入るのなら、取り入れない手はありません。

[痩せる寝方]

young woman is sleeping in her bed via Shutterstock

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