ウィキぺディアによると、クレオール料理とは"米国ニューオーリンズ地域を中心とした複数の食文化が混合してできた独特の料理スタイル"なのだとか。ニューオーリンズといえば、ジャズに続いて食事も楽しみのひとつ。クレオール料理だけでなく、ケイジャン料理(ジャンバラヤやガンボ)などもとても美味しいことで知られており、とくに夏場のジャズフェスティバルになるとレストランは多くの観光客たちでにぎわいます。
クレオール・チキン、ルガイユ添え今回は皆が好きなクレオール・カレーをご紹介します。付け合わせには、マンゴーのルガイユを。ルガイユは、レユニオンなどフランス圏でよくつくられる、玉ねぎとスパイスを炒めたもの。まるでマンゴーチャツネのようですが、ルガイユは火を通さないのが特徴で、とてもフルーティでさっぱりいただけます。肉料理だけでなく、実は魚料理との相性も抜群です。
photo by Badische Zeitung
<材料>(4人分)
●チキン
・大き目のまるごとチキン一羽、もしくはモモ肉4本
・オイル・塩・胡椒
●ソースの材料
・トマト 3個(もしくはホールトマト缶)
・玉ねぎ 小1個
・ニンニク 5かけ
・親指大の生姜
・カレーパウダー 大さじ1
・唐辛子 1本
・サフラン・ターメリック 適量
・もしあるなら、Ras-el-Hanut(ラス・エヌ・ハヌート) 小さじ1杯
*Ras-el-Hanutとは、アラビア料理圏で使われるスパイス・ミックス。インド料理でいう「ガラムマサラ」のようなもの
●ルガイユ
・マンゴ― 1個
・玉ねぎ 小1個
・塩、オイル 各大さじ1
・チリパウダー 適量
<作り方>
・モモ肉に軽く塩・胡椒で味付けして、フライパンでよく焼いたあとやすませておく。
・ソースを作る。玉ねぎとニンニクを細かく刻み、ソースパンでオイルと一緒にしんなりあめ色になるまでよく炒める。湯むきし、ひと口大に切ったトマトを加え(水煮缶を使うと便利)、生姜をすりおろしたものと唐辛子(種を取り出して小さく刻んでおく)を入れ、よく混ぜあわせる。スパイスを加えたのち水250ccを入れ5分ほど煮る。
・焼いておいたモモ肉をソースの中に加える。塩・胡椒・チリを加えて味を調節、軽く煮込む。
・ルガイユを用意する。皮をむいてサイコロ状に切ったマンゴーをボールにいれる。玉ねぎを極みじん切りにしたものを加え、軽く塩とチリパウダーをふり、オイル大さじ1を入れてよく混ぜあわせてできあがり。
[Badische Zeitungより引用翻訳]
自宅にいながら、異国を味わえる料理。これから暑くなる季節には、唐辛子の量を増やしてもよいですね。お酒のおつまみにも最適な一品。一風変わったクレオール・カレーをぜひ試してみてはいかがでしょうか。
Seasonings photo by shutterstock