とはいえちょっぴり気になるのが、その素材。アイシングはきれいだけれど、あの色はいったい何からつくられているのかと考えてしまいます。
そこで、オーガニック料理とアイシングクッキーの教室「Twinkle」を主宰する鮫島美穂さんにお話を伺いました。
天然色素で色づけ
「かわいいだけでなく、食べてもおいしく安全なアイシングクッキーをつくりたかったんです」と話す鮫島さん。
アイシングとは、粉糖と卵白を混ぜてクリームにしたものに色をつけたもののこと。一般的なアイシングには合成着色料が使用されているとのことですが、鮫島さんの教室では、野菜や果物のパウダー、抹茶などの天然色素を使用しているのだそう。
やさしく品のある色合いが特長
一般的なアイシングと天然色素のアイシングには、香りや色合いにも違いがあると鮫島さんは語ります。
「色づけに食品を使っているので、いい香りがします。合成の着色料のようにたくさんの色はありませんが、食べもの本来の色なのでやさしい色合いで、おいしそうな色やシックで品のいい色が出ます」。
先に紹介したハロウィンやアリスのクッキーはもちろん、上記のクッキーもすべて天然色素で色づけしたもの。とってもきれいで上品な色合いですね。
さらに素材にこだわりたい場合は、こんな方法でつくることも可能だそう。
「アイシングは粉糖と乾燥卵白でできています。おそらく有機の砂糖を使いたい方は乾燥卵白を使用するのも抵抗があると思うので、そういう方には豆乳と純粉糖でアイシングをしています。また、動物性食品を控えている方に向けては、卵やバターを使用しないヴィーガンクッキーにもできますよ」と鮫島さん。
つやがなくマットな仕上がりになったり、細かいデザインのアイシングには不向きだったりというデメリットもあるとのことですが、素材にこだわりたい方にとってはうれしい情報。
家族や友だちとのハロウィンパーティに、天然色素でつくったアイシングクッキーを持参すれば、みんなからよろこばれそうです。
[Twinkle]