あのアラン・デュカスも絶賛するブーランジェリーのクリストフ・ヴァスールさんが、海外初出店で自由が丘にお店をオープンし、多くのファンの舌をうならせています。

その2号店となる旗艦店「RITUEL par Christophe Vasseur」が青山にオープン。本国フランスのエスプリが感じられ、日本限定のフレーバーも登場しました。

パリでもわずか2割の手作りクロワッサン

本場フランスには、おいしいクロワッサンのお店がたくさんありそうですが、手作りにこだわる職人さんは、現在ではわずか20%なんだそうです。

多くのクロワッサンは、2時間程度で作り上げられるそうですが、クリストフさんのクロワッサンは、生地の1次発酵から仕上がりまで36時間もかかるそう。

もちろん、素材もオーガニックにこだわっています。「おいしいこと。健康的であること。自然への敬意(環境への配慮)を感じさせること。有機農法にこだわる理由は、それらが人と自然に心地よい循環をもたらしてくれるからです」とクリストフさん。

バターは、パリ店でも使用している風味豊かなA.O.C.バター「PAMPLIE」を使用していますが、ほかは、日本の有機栽培のものを使用しています。

クリストフさんは、来日時に生産者のもとを訪れ、総生産量のわずか1%ほどしかない国産有機小麦を「RITUEL」で使用していくことで、生産量のサポートもしていくそうです。

旬の素材を活かした限定フレーバー

周囲がカリッとして、なかがしっとりとして、口の中で香りが広がるクロワッサンは、時間をかけた手作りのたまものです。

その同じ生地をアレンジしたのが、「RITUEL」で人気の「エスカルゴ」と呼ばれるシリーズ。店内の曲線も、このエスカルゴのイメージだそうです。

エスカルゴ カフェ・ノワゼット/590円(税込)

冬季限定は、「カフェ・ノワゼット」の「エスカルゴ」。コーヒーの苦みとローストナッツの香ばしさがたまりません。

ショソン・ア・ラ・ポム・フレッシュ/590円(税込)

また、お砂糖を一切使用せず、リンゴのおいしさを閉じ込めた「ショソン・ア・ラ・ポム・フレッシュ」も秋冬限定。おいしい旬のリンゴがなくなると終了だそうです。

ホリデーシーズンにぴったりの「マカロン・バスク」は、おもたせにぴったり。

ガレット・デ・ロワ/直径16cm2500円、直径30cm6200円、1カット620円(税込・2016年1月2日~1月31日限定発売)

新年には、あの「ガレット・デ・ロワ」が日本初上陸です。「Best galette in Paris 2014」を受賞したほどの本格派。試食させていただきましたが、私の人生で一番おいしい「ガレット・デ・ロワ」でした。これで、2016年を占いたいです。

フランスならではのこだわりの作りと、日本の旬の食材を使用した日本限定フレーバーが今後も楽しみ。旗艦店は、表参道駅すぐなので、何度もリピートしてしまいそうです。

RITUEL par Christophe Vasseur

RSS情報:http://www.mylohas.net/2015/11/050590rituel.html