今年はパリでのテロ事件のこともあり、イベントを実施するかどうかが協議されていましたが、期間を短くしての開催となったそうです。
観光+クリスマス・マーケット
©French Moments
ストラスブールといえば、寒い12月でなくとも見どころ満載のすてきな都市。王太子妃マリーアントワネットともゆかりの深い土地です。ヨーロッパ議会や大きなテレビ局SRTEがあるほか、運河(イル川)遊覧船でアルザス地方らしい建物を眺めたり、オランジュリー公園を散歩するなど、自然豊かな都会を満喫できることで有名。
トラムもあり、交通手段も充実。デパートのラファイエット内で美しいクリスマスデコレーションを楽しんだり、街中あちこちの歴史あるパン屋さんやショコラティエ、小さなブティックなどをのぞいても楽しいもの。フィルハーモニーやオペラ座もあり、そんな伝統的なものと最新のもの両方がそろっていて、どこまでも散策するのが楽しくなります。
マーケットの中に、ちょっとした動物園や遊園地もあることから、子供連れなら一層忘れられない思い出がつくることができ、観光をかねたクリスマス・マーケットを楽しみにする人から、とても人気があるのです。
おいしいものも楽しみのひとつ
食べ物・飲み物の屋台はたくさんありますが、やはり定番というとクレープや、バゲットなどのサンドイッチ、それからクロック・ムッシューがあります。名物シュクルートもドイツのものとはちょっと違い、酸っぱさが抑えられていて美味。砂糖菓子やドーナツなんてのもお目見えし、年々国際色豊かになっています。
©French Moments
そしてホットワインにも赤・白の他、子供用のアルコールフリーものもあります。グラスは毎年違ったデザインで、各都市・各店違うので、コレクターもいるほど。そのためか、記念用に年号が入っています(いらない場合にはグラスを返すと、デポジットを返してもらえる)。
©French Moments
白い息を吐きながらの外飲みは最高! 大きくて美しいモミの木を見上げ、大聖堂と一枚パチリ。どこを見ても、フランスならではの絵になる「何か」があるのは、1570年にさかのぼる長い歴史と、マルシェに対する人々の深い愛着のためなのだと思います。
今年の開催日は11月27日(金)から12月31日(木)まで。フランス国内で最古といわれる、歴史ある446回目のクリスマス・マーケット。ぜひ一度訪れてはいかがでしょうか?