オーストリア・ウィーンのある病院。ここにある新生児未熟児病棟で、ある画期的なことが行われ、話題となっています。

離れていても近くに感じられる安心感

それは、「ベビー・ストリーミング」。体重2,500グラム未満で産まれてきた未熟児用の保育器の上部にカメラがついており、24時間体制で監視しているんです。これがあれば、先に退院したおかあさんも、いつでもパソコン上で離れて過ごすわが子の姿を見ることができるのです。

小さく生まれた赤ちゃんは、病院に残り医師や看護師たちがつねに目にかけていなくてはなりません。小さく生んでしまったこと、すぐに家に連れて帰れなかったことを責めてしまったり、不安定なときに。いつでも赤ちゃんの元気な姿を確認して、安心感を得られるのは何よりもうれしいはず。

家族・親戚の絆を強くする

また、家族ごとにパスワード管理できるので、会いにこれない遠く離れた親戚や、家族に赤ちゃんをすぐにお披露目できます。

出産翌日に退院するイギリスのキャサリン妃のような人もいれば、長くてもせいぜい3、4日程度の入院がポピュラーな海外ならではのアイディア。日本でもこのようなサービスがあったら「子育てに家族や親戚も関わっていく」気持ちが変わっていくのかもしれません。

Koronen Zeitung

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