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生理終わりに飲みたい! 補血スープ「マーヨージー」
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生理終わりに飲みたい! 補血スープ「マーヨージー」

2013-02-05 08:03

    めんどうな生理が終わると、晴れやかな気分になりますね。そんな生理後におすすめな台湾の薬膳料理「麻油雞(マーヨージー)」

    麻油雞は、生姜とごま油をたっぷり効かせた鶏のスープのこと。体を温める冬の定番メニューであるのはもちろんのこと、血めぐりをよくして滋養強壮を高めることから、台湾では生理後や産後の女性が補血のために食べています

    とくに、産後ケアを重視する台湾では、産後の体力回復のために麻油雞を約1か月間毎日食べる習慣があるほど、女性には馴染み深い伝統食なのです。

    冬になると街の麻油雞専門店はどこも賑わいを見せますが、その客の多くが女性客で、しかも美人率高し。ためしに食べてみると、生姜とお酒がしっかり効いた味で、体の芯からじわじわ〜っと温まっていくのが分かります。

    肌が活性化する卵胞期にはコラーゲンをすすんで摂取したいものですが、そんな観点からも麻油雞は優秀。翌日の肌は弾力が増した実感がアリ。冷え性改善や、寒気を感じる風邪にもよいので、ブルっときたら積極的に食べるといいですね。

    ただし、生理中は熱を持ちやすいことから食べるのは控えたほうがよいそうです。

    そんな女性の頼もしい味方・麻油雞。作り方はとっても簡単、鶏肉を生姜と米酒で煮込むだけです。日本でも身近な食材で作れる麻油雞、ぜひ普段の食生活にとりいれたいですね。

    ◆麻油雞の作り方(2~3人分)
    現地の方のレシピをもとに、日本人が食べやすいようアレンジしました。

    <材料>
    鶏もも肉(水炊き用):700〜1kg お好みで
    純正ごま油:100cc程度
    米酒(台湾米酒推奨。日本の調理酒で代用可):300〜600cc お好みで
    生姜(新生姜はダメ):2かけ程度
    水:500cc程度

    <作り方>
    (1)生姜を3ミリ厚にスライスします。
    (2)大きめの中華鍋にごま油を2/3入れて生姜を炒めます。焦がさないよう香りがでるまでじっくりと炒めましょう。
    (3)鶏肉を入れて、よく炒めます。
    (4)鶏肉から油が染み出てきて、ぷりぷりっと美味しそうになったら、米酒を入れます。
    (5)アルコールを飛ばすために一度煮立たせてから、水を入れて15〜30分程度煮込みます。
    ※ 本来は水を使わずお酒だけで煮るのですが、お酒っぽさが強くなるので、お酒が苦手な人は酒を少なめにし水を加えて調整してください(米酒+水で、具材が9割ひたる程度)。
    (6)ごま油の残りを回しがけて、一煮立ちさせたら出来上がり。麺線(そうめん)と一緒にどうぞ。

    味が苦くなる、薬膳効果が薄れるという理由から、本来は塩を入れない料理です。ものたりないなーと思ったら、少量の塩や氷砂糖、中華だし、かつおだし、黒酢等で調整するとよいです。

    photo by Thinkstock/Getty Images

    text by さとう葉

    フリージャーナリスト・エディター。東京の美大で修士号取得後、大学講師やコンテンツ・プランニングの仕事に携わったのち、08年インドへ。art & spiritualityを核に、ハイエンドからサブカルまで幅広い領域を横断的に執筆。12年台湾にも拠点開設。趣味はヨガと太極拳。天文にも造詣を持ち、共著書に『皆既日食ハンターズガイド』(INFASパブリケーションズ)等がある。
    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2013/02/027383post_1449.html
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