そういう私も、原稿書きなどに集中していると、しだいに険しい顔になり、気がついたら口角はダランと下がり、眉間にはくっきりとシワが......なんてことがよくあります。そんな顔がデフォルトになったら大変です! なんとか、デスクについたまま解決できないかな、と思って見つけたのが、フェイシャルヨガ。
「間々田佳子の顔ヨガでアンチエイジング」という本を出された間々田先生に教わって、作業の合間にも実践するようになりました。
間々田先生によると、顔の筋肉も体の筋肉と同じで、動かさないと衰えしわやたるみの原因になるとのこと! いくら高価な化粧品に頼っても、肌の内側から押し返すような弾力は筋肉でないと作れません。また、顔の筋肉はそれぞれのパーツが小さいので、ちょっと意識して動かすだけで鍛えられるのだそうです。
なので私はパソコンに向かったときやトイレの中など、無意識のうちにポカン顔になってしまうときを利用して、口角をあげたり舌を突き出したりしています。それだけで、写真に映ったときにあごのラインが変わってきて、自分でもびっくり。
さらにおどろいたのは、思いっきり舌を出すことで、声も若返るんです。仕事柄、ICレコーダーなどを使ってインタビューをしますが、あとでそれを再生するとき、自分の声がボソボソしていて滑舌が悪く、聞くのが嫌だったのですが、先日、最近収録した音声を聞いていて、「あれ? 私の声が少しマシになった!」と思ったほど。
ここで簡単にできるおすすめのフェイシャルヨガをひとつご紹介します! このポーズをすると、顔全体の血流のめぐりが良くなり、また顔の筋肉をほぐす効果も期待できます。
<血流アップ・筋肉をほぐすポーズ>
(1)「くちゃくちゃ」
顔を正面に向けたまま(下を向かないように!)、顔全体のパーツを中心に集めるようにぎゅっと力を入れて、息を鼻と口から「シューッ」と吐き出します。
(2)「ぱっ」
お腹の力を入れて、最後まで息を吐ききったら、顔全部のパーツを外に「ぱっ」と開いてリラックス。目を閉じて一呼吸。顔がじんわり暖かくなるのを感じて。
寒さで縮こまってしまった顔の筋肉を動かして、しわやたるみとは無縁のエイジレス・フェイス。地道に続ければ、スッキリとした小顔になれるかも!
[間々田佳子の顔ヨガでアンチエイジング]
著者:間々田佳子
価格:980円(税込)
出版社:ぴあ
photo by Thinkstock/Getty Images
text by 松田朝子
旅行作家・トラベルジャーナリスト。日本旅行作家協会所属。旅と女性のよりよい関係を追求することから、国内外のアンチエイジング、ビューティーなどを研究。女性旅行作家たちのサイト「女性の旅研究会」管理人。著作「旅先だとどうして彼は不機嫌になるの」(自由国民社刊)