ブラジルの豊かな自然から生まれたビオジュエリー！ 美しく輝く驚きの素材とは？

まずはみなさん、こちらのジュエリーをご覧ください。

深いゴールドの輝きを放つこちらのジュエリー、何からできていると思いますか？

答えは、“草”なんです！

ブラジル中部にあるセラードと呼ばれる高原の、限られた湿原にだけ自生する「カッピンドウラード」という植物がその正体。花が終わり、種が熟して茎が乾くと金色に輝きだすのだそう。
カッピンドウラードが生息する自然公園では、その時期に、地元の人たちによって必要な分だけ収穫が行われ、地元の職人たちによってジュエリーをはじめとした工芸品が生み出されます。

収穫の際には次の年にも収穫できるよう、種の部分は元の場所に落としてくること、そして、地元の職人によって作品となってからのみ持ち出しができることを、州の環境庁が定めていて、自然と職人を大切に守る、エシカルな姿勢が感じられます。

「ブラジルには、カッピンドウラードなどのような自然素材を使ったBiojoias（ビオジョイアス）というアクセサリーのジャンルがあります。これは、生物多様性の宝庫ブラジルならではで、さらには、自然に配慮した、持続可能な方法で素材が収穫されているという事が最大の魅力でした。そこでブラジルの自然の美しさに敬意を表して、日本名をビオジュエリーと名付けました」（総輸入元：Coloridas代表　大輪康子さん）

大輪さんは、フェアトレードの精神に基づき、ブラジルの職人との直接取引の道を自ら切り拓き、意見を交換しながらひとつひとつ作品を共に作り上げています。



カッピンドウラードのジュエリーは、草だけにとても軽く、大きなモチーフのピアスやバッグでも重さを気にせず楽しむことができるのも魅力。

草だから、枯れて色が変わってしまうのでは、という心配も無用です。
数年たったネックレスの色は深みを増していて、皮のバッグのように、時間を経てより味が出てくるようです。



価格帯も、1,680円〜12,600円程度と魅力的。
落ち着いたゴールドは肌なじみもよく、ふだん使いからパーティーファッションのアクセントとなるようなアイテムまで、幅広いアイテムが揃っています。

ブラジルの雄大な自然と、自然と共に生きるブラジルの人々の笑顔が見えてくるようなビオジュエリー。一見の価値あり、です。

[黄金の草 カッピンドウラードのビオジュエリー Coloridas]
＜出店情報＞
・期間限定ショップ GREEN MAKES U SMILE!
場所：渋谷ヒカリエ 2F
期間：10月11日（木）〜31日（水）

・東京ベジフードフェスタ2012
場所：代々木公園けやき並木
期間：10月20日(土)、21日(日)

text by 渡部えみ
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グリーンライター。書籍編集、転職・派遣サイト等のコンテンツ企画・制作、心とカラダにいいことを発信するモバイルサイトのプロデュースなどを経験。現在、オーガニックコットンブランドの広報とともに、選ぶのが楽しくなるグリーンでエシカルなモノ・コトを文字で広める「グリーンライター」として活動中。「どうせ選ぶなら、自然にも社会にも、もちろん自分にもいいものを」がモットー。最近念願の手織りを始め、織っている間の“無”の感覚に癒される毎日。

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