電気代ゼロの「ソーラー・ジャー」
LED技術を使ってそんなことを可能とした瓶が「ソーラー・ジャー」。蓋の部分にLEDが仕組まれていています。その光は人のこころをほんのりとあたためる、ポワンとした、ずっと見ていたくなるやさしい灯り。人工的な明るさとはまるでちがっていて、ジャーに入った大切なものが一番うつくしくディスプレイされる、目にもやさしいものです。
たとえば先のように室内用にディスプレイするために使用してももちろん良いのですが、これから庭先や出かけ先でちょっとした花見をするとき、友達とまったりと夜遅くまでバルコニーなどで飲みあかしたいとき。あるいはバーベキューやキャンプなどの出先で、人が集まる場をちょっとだけ照らしたいときに欲しい、やさしい照明としても活躍してくれそうです。
社会貢献するメイソン・ジャー
じつはこのソーラー・ジャー、見かけはただのメイソン・ジャーに、LEDシートが4枚貼ってあるだけのものかと思われます。じつはすべての製品は、南アフリカで仕上げられたもの。もともとはこの地域で、電気のインフラストラクチャーがない世帯向けに開発された、すぐれた発明品としてあつかわれていたもので、5つものデザインアワードに表彰されています。
ずっと使える息の長さはもちろん100%リサイクルできるのが大きな特徴。また50人もの失業者を対象にトレーニング、現在でもすぐれた雇用をつくり続け、また70%の材料を地元からの供給によってまかなうことで、地域全体が少しずつうるおっていくことを目的としています。
うつくしいだけでなく、環境にも、そして私たちのこころにもやさしくてあたたかい灯をともしてくれるソーラー・ジャー。使い方も様々で、個人的には急な地震などの災害の際にも役に立つのではないか、と期待しています。日本ではアマゾンでの購入が可能。その他、様々なセレクトショップでもあつかいがあるようです。