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ToDoリストの先に未来が広がっている。#ちゅうもえ
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ToDoリストの先に未来が広がっている。#ちゅうもえ

2016-10-14 12:31
    「納税」「勤労」「教育」。

    日本国憲法にある三大義務。

    義務って言われると、心がギュッと縮まるけど、世のなかを見渡すと、とても楽しそうに働いている人もいる。その差ってなんだろう?

    でも、彼女たちにもじつは悩んだ時期があり、それを乗り越えていまがあるとすれば、そのきっかけを知りたくなります。

    今回は、会員限定オンラインサロン「ちゅうもえの楽屋にいらっしゃい(通称:ちゅうもえサロン)」を主宰するはあちゅうさんと村上萌さんにお話をうかがいました。

    もがき続けた過去を持つふたりの本音を前編後編の2回に分けてご紹介します。

    はあちゅうさん

    ブロガー・作家。

    1986年生まれ。慶應義塾大学在学中よりカリスマ女子大生ブロガーとして活躍。電通、トレンダーズを経てフリーに。「ネット時代の作家の働き方を確立する」ことを目標に、オンラインサロンや月額課金コンテンツ「月刊はあちゅう」の運営など、表現の場所を広げている。

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    村上萌(むらかみ・もえ)さん

    NEXTWEEKEND代表・ライフスタイルプロデューサー。

    1987年生まれ。おてんばな野心を、次の週末に叶えるをコンセプトにウェブサイト「NEXTWEEKEND」の運営を始め、連動した雑誌『NEXTWEEKEND』を刊行。東京・青山にある小さなサンドウィッチ屋「GARTEN(ガルテン)」をプロデュースするほか、週末イベント、空間や商品などのプロデュースを幅広く手がける。現在はご主人の赴任にともない、北海道・札幌に在住。

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    もがき苦しんだ人生の舞台裏を描きたかった

    作家でブロガーのはあちゅうさんと、ライフスタイルプロデューサーの村上萌さん。

    仕事では異なる顔を持つふたりの共著『小さな野心を燃料にして、人生を最高傑作にする方法』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。

    8月の出版以来、「背中を押してもらえた」「私も変わってみたい」と女性の共感を得ています。

    はあちゅうさん:メディアでは華やかさを想像させる部分ばかりフィーチャーされるので順風満帆に思われるかもしれませんが、自分のなかではいつも夢にたどりつけず悩んでいたんです。この本には居場所のなかった私が、自分の生き方を仕事にするまでの舞台裏を正直に書きました。変わりたいけどその方法がわからない、失敗が怖い、と思う女性に読んでほしいと思います。

    萌さん:就職活動に失敗し、大学を卒業するとニートとして社会に放り出されました。自分に向き合おうとすればするほど苦しくて、数年間ずっともがき続けていたんです。でも明日起きても私は私。失うものはなかったし、挑戦するしかなかった。その結果、ちょっとずつ小さなことからでも始めればやがて大きくなると確信したんです。その思いを、あの頃の自分のように道に迷っている女性がいたら届けたいと思って書きました。

    悩み、もがきながらもふたりが忘れなかったのは「小さな野心」。タイトルの通り、この本には「小さな野心」を現実のものにするヒントがたくさんつまっています。

    仕事は自分の生き方そのもの、いまだ現在進行形

    ふたりいわく「夢は叶えるだけではなく、叶え続けることが大切」とのこと。理想の仕事に就くという夢を叶えながらも、いまだ「現在進行形」であるといいます。

    ふたりにとって、仕事で大切にしていることとは何でしょうか。

    はあちゅうさん:「自分がやった」と堂々と言えて、かつ、自分色をきちんと出せるような仕事が理想です。会社員という立場だと、お給料が一緒なら、ともするとあまり働かないほうが得だという考えに流れてしまいそうになります。でもそれでは命を捨てているようなものだと気づいたんです。「株式会社自分」という意識をもって、日々のなかで吸収したことは、できるだけ仕事にアウトプットしたほうがいいと思います。

    萌さん:社会に必要とされて、はじめて「仕事」といえると思います。大学卒業後、ただ自分が何者かになりたいために企画をつくって持ってまわりましたが、いま思えばあれはただのひとりよがりでしたね。サンドイッチ屋はひらめきで始めましたが、いまはただおいしいだけではなく、商品がどうすれば誰かに必要とされるか、どうすればお金をいただく価値が出るかをよく考えています。

    仕事は自分の生き方そのもの、と語るふたり。逆に、仕事の予定がなくて24時間ぽっかり空いたら何をするかを聞いてみると――

    はあちゅうさん:私は仕事しちゃいますね。日常で素敵なものに出会うと、書きたい、誰かに言いたいって思ってしまう。書くことを探すための日常なので。趣味が「生産」なんだと思います(笑)。

    萌さん:映画を観ても、ひとしきり感動し終わったあとには「誰がキャスティングしたんだろう、ロケのときの交通整理は? お弁当の手配は?」とすぐ裏方を気にしてしまう。今日ここに来るときも「あの信号は誰が...」って考えてました(笑)。

    何かを思いつくのはその人が生まれ持った才能と思っていましたが「思いつくクセはつけられる」と萌さんが教えてくれました。そう考えると、モノの見方も変わってきます。

    目標に近づく「夢を予定にする作業」

    自分の夢を叶えるために、とりあえず何かやってみる。口に出してみる――。たしかにそれはわかるのですが、その「何か」がわからなくて困ってしまいます。

    萌さん:私も「若いうちはすべてが糧になるから、やりたいと思ったらなんでもやりなさい」と大人が言うたびに「だから、何をやったらいいかがわからないんだってば!」と心のなかで叫んでいました。いろいろやってきていま思うのは、大それたことじゃなくていいから「これやりたい、ああなりたい」と思ったことをやってみる、人に言ってみるということ。もうそれだけで大きな一歩です。

    そこで萌さんがすすめるのが「ウィッシュリスト」を書くこと。ふたりがプロデュースした「週末野心手帳」は、その発想から生まれました。

    萌さん:手帳では1か月に5つ「ウィッシュリスト」を書いてもらうようにしています。夢を予定にする作業です。たとえば「週末に部屋の掃除をする」だとします。このままだとToDoリストですが、「掃除をしたあとにどうなりたいか」までを書けばウイッシュリストになります。「〇〇したいな」くらいでいいんです。はじめは出てこないかもしれませんが、ひとつずつでも挙げてみてください。だんだん叶えたい夢が増えてきますよ。

    はあちゅうさん:仕事で大きく変化をつけることは難しいけれど、暮らしに変化をつけることはすぐにできます。私は仕事がうまくいかないときは、暮らしが整っていないことが多い。そんなときは部屋を片づけたり花を飾ったりします。そうすると前向きになって、仕事もうまく回り始めます。ぜひ試してみてください。

    ToDoリストを書くことはあっても、たしかにその先のことまで思い描く人は少ないかも。ウィッシュリストはToDoリストとは違って義務ではないからプレッシャーが少ないし、叶ったら自分にとってもうれしいことだから、どんどん書き出したくなります。

    「人生を楽しむために必要」とふたりが話すウィッシュリスト、ひとつぐらいなら、すぐに書くことができるはず。

    ふたりの話を聞いているだけで、どんどん気持ちが前向きになるのを感じます。

    次回は、SNS事情や東京で生きることの意味などをうかがいます。お楽しみに!



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    RSSブログ情報:http://www.glitty.jp/2016/10/057885chumoe.html
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