だからこそ、インターネットで使われるワードには、その人が何を考え、何に興味を抱いているかがダイレクトに反映されます。
1位は「Power」。2017年のファッション界でいちばん使われた言葉GLITTY グリッティさん(@glitty_jp)がシェアした投稿 - 2017 12月 12 6:57午後 PST
ソーシャルショッピングサイト「Lyst」によれば、2017年にファッション界でもっとも使われたワードは「Power」。
続いて「Woke」「Statement」など、今年の流れを象徴するようなワードが並んでいます。
1. Power
2. Woke
3. Statement
4. Floral
5. Millenial
6. Extra
7. Masculine
8. Cult
9. Ugly
10. Vegan
このランキング結果は、100種類のファッションサイトやライフスタイル本で書かれた3万以上の記事を分析したもの。
これらのワードを見て最初に思い浮かんだのは、2017年1月のトランプ大統領誕生。
Tommy Hilfigerさん(@tommyhilfiger)がシェアした投稿 - 2017 2月 8 10:54午後 PST
Compte Officielさん(@zadigetvoltaire)がシェアした投稿 - 2017 7月 24 4:40午前 PDT
トランプ大統領の女性を軽視する発言や移民に対する理不尽な政策をうけて、ファッション界ではデザイナーやモデルを中心にたくさんのムーヴメントが巻き起こり、権利や自由を求める意志を表明していました。
また、今年は、さまざまなジェンダーのモデルを起用することで、ファッション界でLGBTIQへの理解が急速に広まった年でもありました。
Violet Chachkiさん(@violetchachki)がシェアした投稿 - 2017 11月 15 11:51午前 PST
難民・移民問題、ジェンダー問題、差別、テロ事件...いままで存在は知っていたけれど、とくに意識していなかった問題が、2017年にいっきに顕在化したような気がします。
もう、世界で起こっていることを無視できない。目をそらすことはできない。
そんないま、求められているものこそが「Power」なのです。
写真/Shutterstock 文/浦田昆
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