週刊『夏野総研』vol.487【「街の書店」の救世主は誰だ？】

▼第487号
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 2022/06/14

　　　　夏野剛メールマガジン 週刊『夏野総研』
　　　　 　 　　　　　　　　vol.487
　　　　　　　　【「街の書店」の救世主は誰だ？】
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《目次》
01.時事ネタキュレーション
02.Reading the world
03.Q&A
04.Product Lab
05.Good Food Good Life
06.ビジネスモデル分析のバックナンバーをピックアップしてみた
07.編集後記

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【01.時事ネタキュレーション】
　日々のニュースも見方を変えればいろいろなことが見えてくる。当コーナーは未来を読むための時事ネタや話題コンテンツを、私がキュレーターとなって解説していくものです。
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〈国内ニュース〉
◆VTuber「にじさんじ」が上場、時価総額1600億円に達したワケ
https://bit.ly/3zwh5tV
　VTuber事務所「にじさんじ」を運営する「ANYCOLOR」が上場した。時価総額は1600億円にまで達したことで話題になっている。
　VTuberというジャンルは日本がダントツで先行している。ただし、ヴァーチャルだからスケールが効くというわけではなくて、演者のキャラで売っている以上、スケーラビリティーは限られてしまうのだ。ヴァーチャルとはいえ、その辺りは、普通のタレントさんとあまり変わらないかもしれない。

◆DeNA、全国から人材採用へ　通勤交通費「上限月15万円」に
https://bit.ly/3aSyfr7
　DeNAは、通勤交通費の1日の上限をなくし、月15万円まで実費で支給する制度を導入した。
　実は税金がかからない通勤交通費の限度額は15万円に設定されている。これまで税務署の論理で交通費の上限が15万円とされている範囲を、緩和した方が良いと感じる。税務署的にはそれ以上の支給は交通費は個人の所得と見なすらしいが、時代に合わせて見直すべきだと思う。地方で暮らしながら都心の会社で働く人も多いんだし。

◆ふるさと納税で“現金”が受け取れるサービス登場　総務省「趣旨に合っていない」
https://bit.ly/3QgnUWq
　ふるさと納税の返礼品の代わりに現金が受け取れるというサービス「キャシュふる」が登場して波紋を呼んでいる。仕組みは運営会社が一度返礼品を受け取り、それを欲しい人に販売する。その売上から手数料を引いた金額が受け取れるようになっているらしい。
　総務省は「ふるさと納税の趣旨に合っていない」と言っているし、このサービス自体にも批判は多い。しかし、そもそもモノだと良くて現金だとダメという理屈がよく分からないな。