​​​​▼第615号
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                     2025/03/25

夏野剛メールマガジン 週刊『夏野総研』
          vol.615
                     【転売はけしからん…?】
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《目次》
01.先週の出来事
02.時事ネタPICKUP15
03.フカボリBiz
04.Q&A
05.ありか、なしか!
06.時事ネタ キュレーション
07.編集後記

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【01.先週の出来事】
社会問題からプライベートな話題、訪れたレストランまで、「先週あったこと」をベースに、夏野剛の頭の中やプライベートを覗いていくコーナーです。
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◆2025/03/17-2025/03/23

 一気に春めいてきた今日この頃。
 ゆったりと犬の散歩をしていると、家の周辺の景色がどんどん変わっていくことに気づく。古い家が取り壊されマンションになったり、新しい家になったり。
 見慣れた街並みが変わっていくのは寂しい気もするが、新しい建物ができるのは自分の家でなくてもワクワクする。

 ある意味、街は「生きている」のだ。
 そこに住う人々、そこを訪れる人々が街を生かし、そして変えていく。過去のどんな時点の風景も再現することはできない。刻一刻と変化していく。

 昨今声高に叫ばれるオーバーツーリズムの問題も同様だ。
 街は変化するものという前提に立てば「観光客が押しかけて平和な生活ができなくなる」とクレームを言う人の方がおかしいだろう。そこに観光客が集まるというのは新たなビジネスチャンスだし、地域振興という意味では大きな価値がある。
 ましてや日本は人口減少の国。地域のインフラを維持していくにはツーリストは大切なお客様だ。
 何もしなければその地域に住めなくなる可能性もある。もし静かに暮らしたければ引っ越せばいいだけの話。誰も訪れない、静かな過疎地域はいくらでもある。

 そう、日本の最大の弱点は現状維持信仰が強すぎることだ。