<提供元サイトで全文を読む>
私は中学生の時から口臭に悩んでいました。
もちろん口臭に悩み始めた時から、様々な対策方法は試してみました。
でも実際、臭いの問題って、最後は自分の気持ちというか、堂々とできるかどうかの部分が多いと思いませんか?
「口が臭いからあまり話したくない」「体臭が気になるから気になる男性に近づけない…… 」
そんな風に、仮に臭いが無くなったとしても、自分の中には「臭いかも」という気持ちがいつまでも残り続けてしまいます。
そのせいで、人づきあいが苦手になったり、自信が持てなくなったり、とにかく臭いの問題は人生を楽しめるかどうかに大きな影響を与えるのです。
もちろん私もそうでした。口臭対策をしても、結局自分は臭いんじゃないかと一歩引いた人生だったのです。
でもある事がきっかけで、「自分が臭いかも」という所から一歩踏み出せる勇気をもらったのです。
そもそも口臭の原因は?
口臭の原因ははっきりしていました。私は歯磨きが苦手で、小学生の時は何かと理由をつけては歯磨きをサボっていたのです。
なぜ歯磨きが苦手だったのかと言うと、まず一つには面倒くさいから。
そして二つ目にミントの風味が大嫌いだったから。
そして、たまに歯磨きをちゃんとして褒められるのが照れくさかったからです。
そんな訳で、歯磨きは一日一回すれば良い方でした。
意外と虫歯は少なかったのですが、おそらく当時の口の臭いは相当なものだったと思います。
口臭を気にし始めた理由
中学生になっても、最初は相変わらず歯磨きの習慣は変わりませんでした。
しかし中学生になると、そう言ったものを気にする生徒が出始めます。
最初に話題に上がったのは先生方の口臭でした。
特にタバコを吸ったりコーヒーを飲んだりする先生が多く、「数学の○○先生は授業を聞いていられない」「社会の先生に話しかけられて最悪だった」という話が出てくるようになりました。
それを聞いた時にふと思ったのです。「自分は口臭があるんだろうか?」と。
最初はよく子供がやるように、自分の手で口を覆って息を吐いたりしてみました。
でももちろんそれでは自分の口臭はわかりません。(大人になってから知ったのですが、清潔なコップに息を吹き込み手でしばらく密封すると、臭いはわかるそうです。)
友達や親に聞くのも恥ずかしく、結局「自分は小学生の時に歯を磨いていなかったから臭いに違いない」という気持ちになってしまいました。
中学時代は口臭を隠すのに必死だった
自分の口が臭いかも、と気付き始めた後は、とにかく人としゃべるのが苦痛でした。
人と近くで話す時は、ついつい口を手で覆ってしまう癖がついてしまいました。
また体育などで円陣を組んだり、何か人と近付いて作業する時なんかは声を出さないようになってしまいました。
その頃には歯磨きは1日2回するようになっていましたが、おそらく歯磨きを始めただけでは臭いも実際無くなっていなかったと思います。(歯磨きのテクニックも相当下手だったので。)
でも当時はインターネットも気軽に使えず、携帯電話で調べるという事も無かったので、歯磨きをする事と、とにかく臭いが出ないように隠すという事しか対策がありませんでした。
ちなみに当時、マウススプレー(口臭を消すフレーバー付きのスプレー)が発売され始めていました。
友達の中にはそれを持ってきていた人もいて、うらやましいと思ったのですが、校則で禁止されてしまったため結局買う事はありませんでした。
そんな訳で結局、中学校3年間はずっと一歩引いた学校生活を送っていました。
口臭が気になって友達もそれほど作らず、遊んだりもせず地味に暮らしていたのです。