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ムダ毛処理。
それは女性にとって永遠に付きまとうものです。
街を歩けば殆どの女性の肌はツルツル、雑誌のモデルやテレビに出ている芸能人もムダ毛なんて生えていません。
世の中の男たちは、女にはムダ毛が生えていないものだと思っているんじゃないの?ってくらい、今の女性は広い世代でムダ毛処理に時間やお金を使っていますよね。
私は間違ったムダ毛の自己処理のせいで、青春時代をつぶしてしまいました。
そんな私も現在はアラサーですが、脱毛がきっかけで自分の生活がガラリと変わったのです。
お金と時間はかかりましたが、本当にやってよかった。
この体験談が、脱毛に踏み切れない方やムダ毛処理で悩んでいる方の参考になればと思います。
私って、毛深いの?
小学生までは何も気にせず、学校が終わったら友達と駄菓子を買って公園に行ったり、友達の家に遊びに行ったり……。
洋服も母と行った近くの大型スーパーで買ったもので十分!そんな私でしたが、中学生になってから、段々周りの目が気になるようになりました。
くせ毛だった髪の毛には数か月に一度は縮毛矯正をかけに美容院に行き、爪磨きで爪を磨き、当時はメイクこそしていなかったものの、薄付きのパウダーをはたいて中学校に通っていました。
私が中学2年生になった頃、ある時友達の腕と脚がツルツルで、ムダ毛が生えていないことに気がつきました。
「もしかして剃ってる?」と聞いてみた私に、友達は「お風呂に入った時に剃ってるよ!」と当たり前の事のように言いました。
それからは自分の腕や脚の毛が気になって気になって仕方ありませんでした。
他の子を見るとまだまだムダ毛処理なんてしていない子も多かったですが、自分の方が毛深いんじゃないか、毛が濃いんじゃないかと、他人と比べるようになってしまいました。
親の目を盗んで、カミソリで剃ってみた
例の友達は、カミソリはドラッグストアで買ったT字のもので、カミソリ部分に石鹸がセットされているものを使っていると言っていました。
けれど私の持っているお小遣いではそんなに良いものは買えません。
美容院代や文房具代などは必要なときにその都度もらっていたので、お小遣いの額が決まっているわけではありませんでした。
お金が欲しいと言えばくれるだろうけど、何を買うのか聞かれてしまう。
こんな年齢でムダ毛なんて気にしなくて良いよと言われてしまうだろう……。
そう思った私は、父がいつも髭剃りや髪の毛を切るときに使っている真っ直ぐなカミソリが洗面所にあるのを思い出しました。
本当に、ただのカミソリです。
私の両親は共働きで、母が早ければ夕方には帰ってきますが、私は鍵っ子で学校から帰ってきてしばらくは一人で留守番をしていました。
その時間がチャンスだと思った私は、帰りの会が早く終わりいつもより少し早く帰れた日に、決行しました。
石鹸を泡立て、脚のすねに付けて、下から上に軽く剃ってみました。
大量のムダ毛がどんどん剃られていきます。とてもドキドキしました。
明日からは友達みたいなツルツルの脚で学校に行ける!とりあえず両脚のヒザ下だけで終わらせて、父のカミソリは元のところに戻しておきました。