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落ち込んだときや不安を感じるとき、どのように気持ちを切り替えればいいのか悩んだ経験がある人は多いはず。
一度ネガティブな考え方をしてしまうと、なかなか抜け出せず苦しんでしまうと思います。
でもそんなとき、 脳の仕組みを上手く利用すれば、上手に気持ちを切り替えられるかもしれません。
今回は、気持ちを切り替える3つのコツを紹介します。
気持ちを切り替えるコツ1:否定形で考えない
不安を感じていたり、何かに注意しようと思っているとき、人は否定形で考えがちです。
例えば「このプレゼンを失敗したらどうなってしまうんだろう」とか、「お客様の前で絶対ミスしてはいけない」といった思考です。
このような考え方をしているとき、脳は「プレゼンで失敗した場面」「ミスをしてしまった場面」をイメージしています。これでは気分を前向きに切り替えることは難しくなります。
しかし、脳は否定形の理解が苦手なのです。
例えば、次の文章をゆっくり読んでみてください。
「今、あなたの目の前で、あなたの右側から、大きなピンク色の象がゆっくり近づいてくるのを、想像しないでください。」
これを読むと、 「想像しないでください」と言われても、それを読んだときにはもう、ピンク色の象を想像してしまっていることを気づいていただけると思います。
この例で分かるように、脳は否定形の文章通りに働くことができません。
したがって、「失敗したらどうしよう」「ミスしてはいけない」という考え方は失敗やミスの場面を想起させ、より不安が強くなってしまうのです。