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だるさ、吐き気。
妊娠のつわりと言えばそんな言葉が知られていますが、口の中で大量のツバが溜まるという「よだれつわり」という症状もあります。
初めての妊娠で戸惑った「よだれつわり」の日々・・・。
すれ違う人に変な目で見られたり、実の母にもバカにされる悲しい毎日。
早く産んでしまいたかった・・・。
妊娠初期から続く、大量のツバ
「何か袋ある?」
きっかけはそんな言葉でした。
結婚して1年になるころ、スペインへの新婚旅行を終えて3週間がたったころ猛烈な吐き気に襲われました。
夫はそばにあったコンビニの袋を差し出してくれ、受け取った瞬間に嘔吐。
そんな私の姿を見て「もしかして・・・」とうれしそうな笑みを浮かべました。
辛そうにしてるのに笑うなんて、と冗談も交えながら2人で産婦人科へ。
元々地元で知り合った私たちでしたが夫の仕事の関係で地元を離れて結婚。
お義父さんに「何かと近い方が安心だからこっちで過ごして欲しい」と言われて仕事もやめて一息ついた新婚旅行だったため、二人とも職もなく私の実家で二世帯生活でした。
夫も実の母もサポートしてくれるため、妊娠が発覚してからも支えとなっていたので恵まれた環境だったと今でも感謝しています。
そんな中、妊娠が分かってから1週間ほどして口の中の違和感に気づきました。
ツバが出てくるのです。
自分のツバだから平気と思っていた妊娠前と違い、ツバの味を感じてしまいそのせいで嘔吐してしまう、なんてしょっちゅうでした。
そんな私の姿の夫は「こんなつわりもあるんだね」と背中をさすってくれました。
つわりがつらくて少しでも早く時間が過ぎるように、眠りたいと思った時にはとても苦労しました。
眠りたいのにツバが出るので眠れないのです。
吐いては横になって目を瞑りを繰り返し、ひどい時には気が付いたら2時間過ぎていたなんてこともありました。
眠れたとしても口からあふれ出し布団を汚してしまい最悪な目覚め・・・。
ネットで調べたら、私のようによだれつわりで苦しんでいる人がいて安心したのを覚えています。
「ちょっとの量ならまだしも大量で気持ち悪く飲み込めない、、、」と多くの妊婦さんがつらさを書き込んでいました。
でも、それ以上につらかったのは周囲の人の理解でした。