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失恋すると、とても悲しくて落ち込んでしまうもの。また、やり場の無い怒りがわいてくることもあるかもしれません。
何をしても楽しくないし、食事ものどを通らない。毎夜、失った恋のことが頭から離れず、眠れないなんてことも。
実は、これらの失恋の状態は、全てうつの症状と同じなんです!
失恋とうつは似ている?
人は人を愛してしまう生き物。ゆえに、それを失う機会に遭遇することもしばしば。なので、さまざまな心身の症状が出ても、それは正常な反応だといえます。
では、失恋はうつと同じなのでしょうか?失恋するとうつになりやすいのでしょうか?
そうだとも言えますし、違うとも言えます。
うつと失恋のあとの状態との共通点や相違点を考えていきましょう。
失恋から立ち直るときのプロセスは?
失恋も含め、人が自分にとって愛着のある人や大切な事柄を失ってしまったとき、立ち直るまでのプロセスというものが存在します。
この立ち直りのプロセスのことを モーニングワークといいます。モーニングワークは大きく分けて次の4つの時期があります。
モーニングワークの4つの時期
- 茫然自失の時期
- 抗議の時期
- 断念の時期
- 離脱の時期
それぞれの時期について、詳しく見ていきましょう。
1: 茫然自失の時期
自分がどうしていいかわからない、 パニック状態に陥っている時期です。不安感・恐怖感・無力感・心細さの中でこれからどうすればいいのか必死に模索しています。
2: 抗議の時期
対象を失ってもまだ諦めきれず、その対象に対する愛着が残っている時期です。この時期では失ってしまった人物を、何とか取り戻したいと思って追い求めたり、失ったことを否認したりします。
3: 断念の時期
もう取り戻すことはできないという現実を認める時期。本格的な悲しみとそれに耐えられない抑うつが起きます。
4: 離脱の時期
対象から本当に気持ちが離れていく時期です。精神的にリラックスし、執着心がなくなって新しい対象を発見したり、新たな自己アイデンティティを見つけることができるようになったりします。