まだ元気な頃に書いた3週間前のブロマガで「言葉」について書きましたが、そういえば以前から常々気になっていた言葉が一つあったなと思い出しまして。
それは「生理的に無理」っていう表現です。
漫画やドラマやインターネットでは意外と目にしたり耳にするから、その影響で使う人も居るかもしれないけれど、よくよく考えるとけっこうキツイ言葉だよなと。
実際、面と向かって「生理的に無理」とか言えるような度胸も無ければ、他人のことをそんな偉そうに評価できる立場でもないし、そもそも「生理的に無理」ってどんな感情なのかもよく分からんし、自分には縁の無い言葉だなと思っていたんです。
が、ついにオレもその言葉を使う時が来ました。それは今や我々のメインフィールドとなっている「YouTube動画」を見ていた時のことでした。
あるパチンコ演者さんの言動や声質や性格や、その他諸々がことごとくオレが思う“心地よさ”と合わなかったんですね。「どこが?」って言われても、なんか色々ありすぎて長くなっちゃうから全部まとめてひっくるめて「生理的に無理」っていう表現になるんだなぁ~と。
実際に会ったことは無いので、素の状態の人となりは分かりませんが、その人の出ている動画は企画内容とか共演者とか撮れ高とか一切関係なく、クリックしないようになりました。「嫌い」というのとはまたちょっと違うような…そうそう、こういう何とも言えないニュアンスなのよ。「生理的に」ってやつがさ。
そんなこと言っているお前はどうなんだよ?と聞かれたら、オレのことも間違いなく「生理的に無理」って思っている人がきっとたくさん居ると思う。だから例えば動画のコメントで「コイツ生理的に無理だわ~」とか書かれても、「まぁ、そりゃそうだろな…」って感じで自分では傷付かないかもね。まぁ相手がどこの誰かも分からない人だから、ってのはあるだろうけど。
顔見知りの知人とか、何ならこちらはちょっと好意的に思っている相手から「生理的に無理」って言われたら、そりゃあショックを受けると思う。たぶん。
でもこういうのって、それこそ百人いれば百人分の感性があるだろうから、百人に好かれるのは無理なのよな。感性って育ってきた環境でかなり左右されると思うし。例えば喋り言葉一つとっても、関西圏で育った人が聞く関西弁と、それ以外の地域の人が聞く関西弁とじゃ感じ方はかなり違うだろうからね。
で、長らくその人だけがオレの中の「生理的に無理な人」として特別扱いされていたのですが、最近色々な動画を見るようになって、久しぶりにまた1人現れたのです。