「中国の夢、憲政の夢」
こう題して掲載する“予定だった”中国南部・広東省のリベラル週刊紙『南方週末』の新年社説が、習近平体制の足元を揺さぶっている。すでに中国の検閲制度は知られたものだが、あろうことか同省共産党委員会宣伝部はその社説を強引に改ざん。この行為に反発した南方週末の記者らがボツにされた原文を中国版ツイッターの「微博」にアップしたことで国民が知るところとなり、ついには宣伝部長の更迭と謝罪を求めるデモへと広がってしまったのだ。なぜ、新年早々こんな大騒動が巻き起こってしまったのか? 全国紙の北京特派員が解説する。