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【のりこえねっと通信0061号】本日21時より『のりこえシンポ 2014.6.11-ヘイトスピーチってなに?レイシズムってどんなこと?』放送です!
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【のりこえねっと通信0061号】本日21時より『のりこえシンポ 2014.6.11-ヘイトスピーチってなに?レイシズムってどんなこと?』放送です!

2014-12-22 11:50
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ■■■■■-ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
    ■■■■
    ■■    のりこえねっと通信 0061号 2014年12月22日発行
    ■■
    ■                        ◆転送歓迎◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ★メールアドレスのご変更等は、info@norikoenet.org までご連絡下さい。
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    
     賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま
    
     今年も残りわずかになってきました。のりこえねっとは最後まで、そして
    来年も、あらゆる差別に抗して活動をつづけてまいります。
    
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    〈今号の目次〉
    1.12月22日 のりこえねっとTVのお知らせ
      【録画】のりこえシンポ 2014.6.11
       -ヘイトスピーチってなに?レイシズムってどんなこと?
    2.新聞・雑誌記事・Webより
    3.国外の報道から
    4.イベントのご案内
    5.編集後記
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    
    ●1.のりこえねっとTVのお知らせ
    
    ★タイトル:
     【録画】のりこえシンポ 2014.6.11
      -ヘイトスピーチってなに?レイシズムってどんなこと?
    
    ◎放送日時 12/22(月) 21:00-22:00
    
    ◎ニコニコ生放送入口URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv203972397
    ◎YouTube URL:https://www.youtube.com/watch?v=QUtbs2iCzyY
    
    今回は6月11日に開催しましたシンポジウム『のりこえシンポ 2014.6.11』
    をお送りいたします。
    
    <番組内容>
    【のりこえシンポ 2014.6.11】
    ヘイトスピーチってなに?レイシズムってどんなこと?
    
    「のりこえねっと」では、みなさまから寄せられた
    ご支援とご理解への感謝、そして今後の活動の発展、
    引き続きのご支援とご理解のお願いをこめて
    「のりこえシンポジウム」を開催しました。
    
    それは、アメーバーのように広がった反レイシズムの嵐だ。
    思想を超え、組織を超え、民族を超え、性差を超え、年齢を超え、
    国境を超 えて一緒に生きたいという行動が、ここにある。
    私たちは、いま、ここに生きている。ここで、生きていく。
    のりこえねっと、いま、ここで。
    
    <パネラー>
    石坂 啓(まんが家)
    寺脇 研(元文部省官僚 京都造形芸術大学教授 コリア国際学園理事)
    八木啓代(ラテン歌手、作家、エッセイスト、ジャーナリスト)
    
    <司会>
    辛 淑玉(のりこえねっと共同代表)
    
    
    ◆視聴方法について/YouTubeで見られます!
    
    のりこえねっとTVは、YouTubeでも生放送を行っています。
    アカウント等は不要で、本日の番組は以下にアクセスするとご視聴いただけ
    ます。
    
    ◎YouTube URL:https://www.youtube.com/watch?v=QUtbs2iCzyY
    
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●2.新聞・雑誌記事・Webより
    
    「北星学園大学の業務を妨害」 弁護士ら告発へ
    
    朝日DIGITAL 12月22日
    
    慰安婦問題の記事を書いた元朝日新聞記者の植村隆氏(56)が勤める北星
    学園大(札幌市厚別区)に電話し、虚偽の内容を話して録音、動画投稿サイ
    トで公開したとして、札幌や東京、大阪の弁護士らが年内にも電話主を被疑
    者不詳のまま業務妨害容疑で札幌地検に告発することがわかった。
    
    被疑者は男性とみられるが、名前や住所は不明。弁護士らによると、この人
    物は今年8月と10月に同大に電話し、職員に「北星学園大学はね、国賊大
    学いうことなるんですよ」「犯罪者をね、採用するなんてふざけたことをし
    なさんな」などと事実に反する内容を話して録音、動画投稿サイトに投稿し
    てうわさを広め、大学の業務を妨害した疑いがあるという。
    
    北星学園大には今年、非常勤講師の植村氏の退職を求め、応じなければ学生
    に危害を加えるとする脅迫文が届いている。
    
    http://www.asahi.com/articles/ASGDH6TPPGDHIIPE026.html
    
    --------------------------------------------------------------------
    
    慰安婦問題で脅迫容認せず=総領事、NYタイムズに反論
    
    時事ドットコム 12月22日
    
    【ニューヨーク時事】草賀純男駐ニューヨーク総領事は、従軍慰安婦問題を
    めぐり安倍晋三政権を批判したニューヨーク・タイムズ紙社説への反論を投
    稿し、14日の同紙電子版に掲載された。この中で総領事は「日本政府は報
    道の自由と市民の生産的議論を擁護しており、脅迫や嫌がらせは決して容認
    しない」と強調した。
    ニューヨーク・タイムズは4日付社説で、朝日新聞の元記者らに対する脅迫
    行為を取り上げ、安倍政権はこうした右派勢力の脅迫キャンペーンを奨励し
    ていると糾弾していた。 
    
    http://www.jiji.com/jc/zc?k=201412/2014121500773&g=pol
    
    ---------------------------------------------------------------------
    
    「条例改正ふくめ問題解決図る」と網の目行動で県と意見交換
    
    解放新聞  12月22日
    
    【香川支局】部落解放・人権政策確立要求2014年度県内「網の目」行動は、
    8市9町で交渉をおこない、10月28日に香川県との意見交換会を高松市内の
    ルポール讃岐でおこなった。
    冒頭、川田博士・行動隊長(県連委員長)は「県内各市町の交渉を終え、行
    政が理解もあり県内の人権意諭も高まっているが、一方で33年間の同和対策
    事業を終え、当時の職員の多くが退職し、職員も入れ代わっている。香川水
    平社結成90年という歴史は差別の歴史である。その歴史の幕を閉じれるよう
    な社会にするための意見交換にしたい」とあいさつ。
    浜田恵造・知事は「県民の理解や認識も変わりつつある一万で、女性や子ど
    も、高齢者など社会的弱者の人権が侵害される事案がある。また差別発言、
    差別落書、ネット上の差別書き込み、土地差別調査事件、戸籍など不正取得
    事件などや、最近ではヘイトスピーチや四国遍路の貼り紙事件などがおきて
    いる。このような行為は人びとに不安感、嫌悪感を与え差別意識を助長する
    行為であり、残念なことである。県人権教育啓発に関する基本計画、県人権
    同和政策協議会からの意見具申を反映した総合計画にそった政策をおこなう
    と同時に、県条例の改正をふくめた効果的な議論を深め問題解決を図ってい
    く。また、国にたいしても人権侵害による被害の救済に向けて実効性のある
    法律の制定の要求をねぼり強く続けていく」とのべた。
    
    http://www.bll.gr.jp/news2014/news20141215-4.html
    
    --------------------------------------------------------------------
    
    14年ネット重大事件を振り返る 昨年とは違う傾向が…
    
    zakzak by夕刊フジ 12月16日
    
    ★ニュースディープスロート 中川淳一郎
    
    Q.14年のネットの重大事件、そしてその傾向は?→昨年は一般人が賑わ
    せたが、今年は一転、「それなりの地位にある人々」が炎上した
    
      ◇
    
    今年もネット上は話題が尽きなかったな……。師走になると一年を振り返る
    が、まぁ、どうしてこうも逸材が続々と出てくるんだよ、この野郎!と思う
    ことしきりである。’13年は冷凍庫に入るバカやら精米機に入る若いバカ
    一般人どもがまさにネット事件簿の主役を飾ったが、今年はそれなりに立場
    のあるオッサン、オバサンが大活躍した年だった。「この世をガエダイ!」
    の野々村竜太郎元県議がオレにとっては最大のヒットだが、ここでは佐村河
    内守氏や小保方晴子氏、片山ゆうちゃん(祐輔氏)のように大物すぎるネッ
    ト芸人以外の重大ニュースを報告しよう!
    
    (1)中川翔子、ついに「何を言っても叩かれる状態」に:(中略)
    (2)朝日新聞が慰安婦報道を虚報と認める:これは、歴史の転換点でした
    な。韓国から「朝日を守れ」的な意見が出たのにはギョーテンしたけどな。
    
    ■ネトウヨの勢いが削がれる事件が頻出
    
    (3)ネトウヨの勢いが衰える:逮捕者が続出したり、ネトウヨ系まとめサ
    イト「保守速報」が名誉棄損で訴えられるなどしたため、あんまりヘイトス
    ピーチしちゃマズいんじゃね?みたいに思ったネトウヨが途端に元気なく
    なった。
    (4)ALSアイスバケツチャレンジ:(中略)
    (5)矢口真里が新しいあだ名をつけられる:(中略)
    
    いやぁ~、これ以外にも本当は紹介したいネタは300個くらいあるんです
    が、誌面の都合もあるので、5個を厳選しました。それではみなさん、来年
    も楽しいネットライフを!
    (後略)
    
    ■中川淳一郎 ●ネットニュース編集者 なかがわじゅんいちろう◎’73年、
    東京都生まれ。一橋大学商学部卒。博報堂を経て、雑誌ライター、『TV 
    Bros.』編集者に。その後インターネットニュースサイトの編集者。現
    在は編集者を続けながらネットでの情報発信に関するプランニング業務を
    行っている。最新著書『縁の切り方:絆と孤独を考える』(小学館新書)が
    発売中
    
    http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20141216/zsp1412161130001-n1.htm
    
    --------------------------------------------------------------------
    
    「自分をののしるおぞましい言葉におびえ、眠れない毎日を過ごした」在日
    コリアン記者が訴え、差別なき未来を
    
    産経WEST 12月16日
    
    インターネット上の人種差別的な記載で精神的な苦痛を受けたとして、在日
    コリアンのフリージャーナリスト李信恵さん(43)が「在日特権を許さな
    い市民の会」(在特会)などに損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が16日、
    大阪地裁であり、李さんは「自分をののしるおぞましい言葉におびえ、眠れ
    ない毎日を過ごした。差別のない未来にしたい」と意見陳述した。
    
    李さんは、ネットを中心にヘイトスピーチ(憎悪表現)や日朝問題の記事を
    執筆している。
    意見陳述では「属性で死ねと言われることはあってはならない。在日朝鮮人
    は、圧倒的な言葉の暴力に絶句して声を上げることすらできない。裁判でヘ
    イトスピーチを食い止めたい」と訴えた。
    訴状によると、在特会などはネット番組や神戸市での演説で、李さんの容姿
    をやゆする発言を繰り返した。
    
    在特会側は請求棄却を求めている。
    
    http://www.sankei.com/west/news/141216/wst1412160054-n1.html
    
    --------------------------------------------------------------------
    
    極右党首を訴追へ=モロッコ系住民に人種差別発言-オランダ検察
    
    時事ドットコム 12月18日
    
    【ブリュッセル時事】オランダ検察当局は18日、極右政党、自由党のウィ
    ルダース党首がモロッコ系住民に対する人種的憎悪をあおる発言をしたとし
    て訴追すると発表した。
    AFP通信によると、同党首は今年3月の集会で聴衆に対し「オランダにモ
    ロッコ人を増やしたいですか、減らしたいですか」と質問。「もっと減ら
    せ」と叫ぶ声に対し、不敵な笑みを浮かべ「われわれがそれを実行する」と
    発言した。
    当局は声明で「政治家には表現の自由があるが、人種差別の禁止の前では、
    こうした自由は制限される」と指摘した。
    ウィルダース党首は声明で「何百万人の人々が思っていることを口にしただ
    けだ」と述べ、悪びれる様子はなかった。
    
    http://www.jiji.com/jc/zc?k=201412/2014121800931&g=int
    
    --------------------------------------------------------------------
    
    ヘイトスピーチ禁止法 全会一致で陳情採択
    
    日本海新聞 12月18日
    
    特定の国籍や外国人、民族に対する差別をあおる「ヘイトスピーチ」(憎悪
    表現)に関し、鳥取県議会総務教育委は17日、差別を禁止し違反者を処罰す
    る法制定を求める陳情を全会一致で採択した。19日の本会議で「ヘイトス
    ピーチ禁止等に関する法整備を求める意見書」案が議員提案され、全会一致
    で可決される見通し。
    
    陳情は在日本大韓民国民団鳥取県地方本部(薛幸夫団長)が提出。ヘイトス
    ピーチが在日韓国人の生命と安全を脅かしているとして、意見書を国に送る
    よう求めていた。県によると同様の意見書は奈良、長野両県議会で可決され
    ている。
    同委では会派自民党の広谷直樹議員が「屈辱的な表現で偏見や差別意識を助
    長するのは重大な人権侵害」とし、絆の森雅幹議員は「他の表現の自由を害
    することのないよう配慮も必要」と述べた。
    
    意見書が採択の見通しとなったことを受け、薛団長は「在日や外国人のみな
    らず、他のマイノリティーの人権を社会に確立しようという一里塚になる。
    人権先進県鳥取としての快挙」と喜んだ。
    
    http://www.nnn.co.jp/news/141218/20141218002.html
    
    ---------------------------------------------------------------------
    
    [ヘイトスピーチ] 最高裁決定を抑止力に
    
    南日本新聞社 社説 12月18日
    
    人種差別的なヘイトスピーチ(憎悪表現)で授業を妨害されたとして、京都
    朝鮮学園が「在日特権を許さない市民の会」(在特会)に損害賠償などを求
    めた訴訟で、最高裁は在特会の上告を退ける決定をした。
    これで、朝鮮学園周辺での街宣活動の禁止と、約1200万円の賠償を命じ
    た一、二審判決が確定した。
    
    人種差別はもとより許されない行為だが、在日韓国・朝鮮人らを標的にした
    ヘイトスピーチは各地で行われ、社会問題化している。最高裁の決定がこう
    した活動の抑止力になるよう期待したい。
    一、二審判決などによると、在特会のメンバーら8人は2009年12月か
    ら10年3月にかけて、3回にわたって同学園が運営する京都朝鮮第一初級
    学校近くで「朝鮮学校を日本からたたき出せ」「スパイの子ども」などと拡
    声器で連呼した。さらに一連の行動をビデオ撮影しインターネットで公開し
    た。その後学校は統廃合され、移転している。
    
    一審の京都地裁は「在日朝鮮人への差別意識を世間に訴える意図があり、人
    種差別に当たる」と街宣の違法性を認定。二審の大阪高裁も一審を支持し
    「民族教育をする利益を妨害した」と認めた。在特会は「表現の自由」を主
    張したが、「法の保護に値しない」と退けた。
    初級学校は日本の幼稚園、小学校に相当する。心ない言葉の暴力で傷ついた
    子どもたちのことを考えれば当然の判断だろう。
    この街宣活動をめぐっては、在特会のメンバー4人が威力業務妨害罪などで
    有罪が確定している。
    
    ただ、日本にはヘイトスピーチ自体を取り締まる法律がなく、国連などから
    法の下の平等を定めた日本国憲法とは別に、人種差別を具体的に禁止する法
    律の制定を求められている。
    日本も批准する国連の人種差別撤廃条約は、人種差別を禁止し、適切な法律
    を整備することを求めている。だが、政府は「言論の自由に抵触する恐れが
    ある」として留保し続けているからだ。だが、規制がなければヘイトスピー
    チの再発は避けられまい。
    衆院選では、民主、維新、共産、社民の4党がヘイトスピーチを禁止する法
    制化などの対策を公約に盛り込んだが、アベノミクスなどの争点に隠れて大
    きな議論にはならなかった。
    
    現状を放置すれば、国際社会から日本は人種差別に無関心な国と思われかね
    ない。言論の自由に十分配慮しながら、議論を深めていくべきだ。
    
    http://373news.com/_column/syasetu.php?ym=201412&storyid=62286&page=1
    
    --------------------------------------------------------------------
    
    在日外国人の公務員就労 制限広がる
    
    神奈川新聞NEWS&COMMUNITY  12月19日
    
    自治体の公務員任用に関して、在日外国人が特定業務に就くことを制限する
    「任用制限」がなかった自治体が、新たに制限を課す例が増えていることが
    18日、分かった。在日外国人を支援する市民団体「民族差別と闘う神奈川
    連絡協議会」(林慶一、笹尾裕一共同代表)が、県内全自治体に行ったアン
    ケートで判明した。定住する外国人が増えている現状を踏まえ、同日記者会
    見した同協議会の笹尾共同代表は「外国人もきちんと納税しており、差別的
    状況だといえる」と指摘している。
    
    アンケートによると、座間、秦野、平塚、横須賀市と大井町が2000年度
    以降順次、任用制限を設けており、鎌倉市も時期は不明だが制限を加えてい
    る。また、従来から任用制限を採用している県、川崎、横浜市は、そのまま
    一部で制限を続けている。大磯、開成町は、制限の有無を回答しなかった。
    同協議会は、来日した外国人の子どもらが就職する年齢に差し掛かったこと
    を契機に、1993年に県内全自治体と協議。県、横浜、川崎市以外の自治
    体がすべて任用制限を撤廃していることを確認していた。
    
    制限が広がっていることについて「相模原市以外の政令市や県で制限が残っ
    ていることが影響している可能性がある」と協議会は分析。外国人が定住傾
    向にある中、「留学」「家族滞在」など就労が制限される在留資格であって
    も採用することで就労可能な在留資格に変更することは可能で、民間企業で
    は採用が進んでいる。同協議会は「公務員の任用制限は外国人の就労の間口
    を狭めると同時に、日本社会に納税者である外国人の意見が入らないことで
    あり、問題だ」と話している。
    
    ◇実態見えず
     民族差別と闘う神奈川連絡協議会が県内の全自治体に行ったアンケートで
    は、最近5年間に発生した民族差別事件が少なくとも30件あったことが明
    らかになった。協議会は「氷山の一角。差別を救済する制度がなく情報も隠
    されがちなので、実際はもっとあるだろう」と話している。
    伊勢原、小田原、川崎、藤沢、横浜市が「差別事件が発生した」と回答を寄
    せ、案件数は合計30だった。公衆便所、図書館などへの落書きのほか投
    書、はがき、チラシなどによる事件も見られ、同一人物がたびたび差別を繰
    り返す例も見られた。ただ、横浜、川崎市で繰り広げられた排外デモでのヘ
    イトスピーチ(差別扇動表現)は、数字に含まれていない。
    一方、綾瀬市は差別事件を「把握する体制ができていない」と回答。また、
    「差別事件としては把握していない」という回答も19市町で見られた。差
    別に関する法制化が進まない中で救済システムを持ち得ず、情報が入りづら
    い自治体の実態も明らかになった。
    
    差別が発生した場合の対応については「人権擁護委員、法務局の協力をいた
    だく」という回答から「対応を検討する」というものまで、濃淡がある。差
    別事件への対応自体を想定していない自治体も目立つ。
    同協議会は「議会などは、条例で差別事件をなくすよう声明を出すべき。国
    が動かない以上、市民が発言する必要がある」と主張している。
    
    http://www.kanaloco.jp/article/81841/cms_id/117283
    
    --------------------------------------------------------------------
    
    ヘイトスピーチ:法規制求める意見書 地方議会続々採択
    
    毎日新聞 2014年12月20日
    
    社会問題化しているヘイトスピーチについて、国による法規制などを求める
    意見書の採択が地方議会で相次いでいる。背景には、在日コリアンへのヘイ
    トスピーチを人種差別と認めた判断が確定した今月9日の最高裁決定があ
    り、19日に可決された3自治体の意見書にはいずれも決定の内容が盛り込
    まれた。意見書に拘束力はないが、差別や偏見をあおる行為に「NO」を表
    明する動きが全国で広がり始めた。
    
    「2020年には東京五輪・パラリンピックが開催されるが、ヘイトスピー
    チを放置することは、国際社会における我が国への信頼を失うことにもなり
    かねない。法整備を速やかに行うことを強く求める」
    さいたま市議会は19日、こう記された意見書案を全会一致で可決した。多
    文化共生政策に取り組んできた高柳俊哉議員(民主)は「市内ではJリーグ
    のサポーターが差別的な横断幕を掲げる問題もあった。住民に一番近い立場
    の議会から要望を国に伝えることは意義がある」と話す。
    
    堺市議会と鳥取県議会も同日、国に法整備などを求める意見書を可決。採択
    に向けた活動を進めてきた同市議会の山口典子議員(無所属)は「人種差別
    を禁止する法律を持たない先進国などありえない。排外主義団体が公共施設
    を使って活動していることにも憤りを感じる」と語る。
    国に対策を促す地方議会の意見書を巡っては、東京・国立(くにたち)市議
    会が今年9月に全国で初めて可決。国連の人種差別撤廃委員会が8月に政府
    による法規制を日本に勧告した影響とみられ、名古屋市と奈良県議会も9月
    議会で採択した。
    
    流れを後押ししたのが「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の街頭宣
    伝活動を人種差別と認め、在特会側に約1200万円の賠償を命じた1、2
    審判決が確定した最高裁決定で、この12月議会では長野県▽福岡県▽京都府
    向日(むこう)市▽埼玉県宮代(みやしろ)町▽東京都東村山市▽同葛飾区??
    などで可決された。
    ヘイトスピーチの問題に詳しい師岡康子弁護士は「住民生活に密着した地方
    が国に毅然(きぜん)と態度表明をする意味は大きい。地方独自の取り組み
    を始めているところもあり、国は速やかに対策に取り組むべきだ」と指摘す
    る。【小泉大士】
    
    ◇ヘイトスピーチを巡る最近の動き◇
    
    2013年
    10月 京都の朝鮮学校への街頭宣伝を巡る訴訟で、京都地裁が「人種差
    別」と認め、在特会側に約1200万円の支払い命令
    2014年
    7月 京都の朝鮮学校への街頭宣伝を巡る訴訟で、大阪高裁が1審判決を支
    持し、在特会側の控訴を棄却
        国連人権委がヘイトスピーチなど人種差別を助長する行為を禁止する
    よう日本政府に勧告
    8月 国連の人種差別撤廃委がヘイトスピーチに対する法整備などを日本政
    府に勧告
    9月 東京都国立市議会がヘイトスピーチの法規制を求める意見書を全国で
    初めて採択
    12月 京都の朝鮮学校への街頭宣伝を巡る訴訟で、最高裁が在特会側の上
    告を棄却
    
    http://mainichi.jp/select/news/20141220k0000e040211000c.html
    
    --------------------------------------------------------------------
    
    (言論空間を考える)拡散する排外主義 東島誠さん、白井聡さん
    
    朝日DIGITAL 12月20日
    
    ネット空間から「反日」や「売国奴」といった言葉が広がり、メディアにも
    登場するようになった。レッテルを貼り、排外的に攻撃する言動が拡散する
    背景には、何があるのだろうか。この国の歴史と言論をめぐる歩みから考えた。
    
    ■「江湖」の精神、取り戻そう 東島誠さん(歴史学者)
    坂本龍馬が理想を求めて土佐を脱藩したときの出港地といわれているのが、
    伊予国長浜(現在の愛媛県大洲市)の「江湖(えご)」の港。本来の読みは
    「ごうこ」、もしくは「こうこ」です。
    江湖は、唐代の禅僧たちが「江西」と「湖南」に住む2人の師匠の間を行き
    来しながら修行した故事に由来します。一つの場所に安住することを良しと
    せず、外の世界へと飛び出すフットワークの軽さを表します。国家権力にも
    縛られない、東アジア独自の「自由の概念」といってよいでしょう。
    幕末を駆け抜けた龍馬の遺志を継ぐかのように「江湖」の看板を掲げたの
    が、明治期の言論界です。「江湖」を名に冠する新聞・雑誌が多数生まれま
    した。当時は「官」に対する「民」、「国家」に対する「市民社会」が「江
    湖」でした。自由民権思想のリーダーだった中江兆民は、東洋自由新聞で読
    者を「江湖君子」と呼んで社説を書き、晩年は兆民自身が「江湖放浪人」な
    どと呼ばれました。
    現代では「江湖」は全くの死語となりました。ネット空間においても、私は
    「江湖」の精神を見つけにくいと感じています。「江湖」とは正反対の嫌
    韓・反中やヘイトスピーチなど、排外的な主張があふれているからです。異
    論を述べると激しく攻撃され、排除される。ネットは人々を開くどころか、
    閉じる方向へと進める役割を果たしていると思います。
    
         *
    
    <力増す「対外硬」> ところが明治期を振り返ると、そこには「江湖」の
    精神が息づいていました。夏目漱石をはじめとする名だたる文豪が寄稿した
    「江湖文学」は、無名の読者に投稿を呼びかけて参加の場を開きました。同
    誌の仕掛け人、田岡嶺雲(れいうん)は、窮乏していた韓国(植民地支配以
    前の大韓帝国)からの留学生を援助するため、幸田露伴の妹、幸(こう)ら
    の出演するチャリティーコンサートを企画し、「江湖」に対して義援金を呼
    びかけてもいます。
    しかし、「江湖」の精神は、日露戦争を境に退潮していきます。かわって政
    府の弱腰外交をたたき、外国への強硬姿勢を掲げる「対外硬(たいがいこ
    う)」が力を増し、「下からの運動」が台頭しました。その頂点が1905
    年の日比谷焼き打ち事件です。ロシアに譲歩したポーツマス条約に不満を持
    つ数万人の群衆が日比谷公園に詰めかけ、暴徒化して内相官邸や警察署、政
    府擁護の新聞社を襲撃したのです。
    社会派弁護士の花井卓蔵らと超党派的な政治結社「江湖倶楽部(くらぶ)」
    を立ち上げた小川平吉は、早々に「江湖」の世界を離脱し、「対外硬」を推
    進しました。さらには政治家として、その後の韓国の植民地化や袁世凱政府
    への21カ条要求、治安維持法制定にも深く関与するに至ります。
    
    「江湖」が退潮したもう一つの理由としては、「江湖倶楽部」と共闘して社
    会変革に取り組んだキリスト教思想家、内村鑑三のような良心的な知識人た
    ちが、時代の変化とともに内省に向かい、結果として積極的な外への発言力
    を弱めることになった点があります。
    かくして「江湖」は「対外硬」に負け、日本は戦争の時代に突入していきま
    した。ネットの言論空間やデモで排外主義が吹き荒れる昨今の状況は、百年
    前の「対外硬」を思い起こさせます。
    
         *
    
    <新聞は「荷車」に> 現代のメディアに「江湖」の精神を復活させる道は
    あるのでしょうか。新聞社の主筆も務めた中江兆民は「新聞は輿論(よろ
    ん)を運搬する荷車なり」と語っています。私は「荷車」での運搬に汗する
    肉体労働、そのアナログ感が重要だと考えています。新聞記者は現場を歩い
    て、取材先の話を丹念に拾うことが大切だと思うからです。
    江戸時代に活躍した行商の貸本屋も重い本を何十冊も背負い、読者を訪ね歩
    く大変な重労働でした。彼、彼女らは書物だけでなく、様々な情報を直接人
    と会うことで媒介していったのです。人々と直接顔を合わせて交流するその
    様子は、現代よりもはるかに開かれた社会を感じさせます。
    希望や明るさが感じられない時代です。それでもまだ、考え、発言する自由
    は奪われてはいません。既存メディアは考えるための材料を汗して運搬する
    ことを、あきらめてはいけないと思います。(聞き手・古屋聡一)
    
         *
    
    ひがしじままこと 67年生まれ。聖学院大学教授。著書に「〈つながり〉
    の精神史」「自由にしてケシカラン人々の世紀」「公共圏の歴史的創造」。
    共著「日本の起源」。
    
    
    ■「大人」になり損ねた日本 白井聡さん(社会思想史家)
    「日本人は12歳の少年のようなものだ」。占領軍の総司令官だったマッ
    カーサーは米国へ帰国後、こう言いました。では戦後69年を迎えたいまの
    日本人は、いったい何歳なのでしょうか。
    
    このところの「日本人の名誉」「日本の誇り」を声高に言い立てるヒステ
    リックな言論状況をみていると、成長するどころか退行し、「イヤイヤ期」
    と呼ばれる第1次反抗期を生きているのではないかという感じを覚えます。
    中国や韓国は文句ばかりで生意気だからイヤ。米国も最近は冷たいからイ
    ヤ。批判する人はみんなイヤ。自分はなんにも悪くない――。どうしてこんな
    に「子ども」になってしまったのか。戦後日本が、敗戦を「なかったこと」
    にし続けてきたことが根本的な要因だと思います。
    
         *
    
    <欠けた敗戦感覚> 日本の戦後は、敵国から一転、庇護(ひご)者となっ
    た米国に付き従うことによって、平和と繁栄を享受する一方、アジア諸国と
    の和解をなおざりにしてきました。多くの日本人の主観において、日本は戦
    争に「敗(ま)けた」のではなく、戦争は「終わった」ことになった。ただ
    し、そうした感覚を持てたのは、冷戦構造と、近隣諸国の経済発展が遅れて
    いたからです。
    冷戦が崩壊し、日本の戦争責任を問う声が高まると、日本は被害者意識をこ
    じらせていきます。悪いのは日本だけじゃないのに、なぜ何度も謝らなけれ
    ばならないのかと。対外的な戦争責任に向き合えない根源には、対内的な責
    任、つまり、でたらめな国策を遂行した指導層の責任を、自分たちの手で裁
    かなかった事実があります。
    責任問題の「一丁目一番地」でごまかしをやったのだから、他の責任に向き
    合えるわけがありません。ドイツはいまも謝り続けることによって、欧州の
    リーダーとして認められるようになりました。それのみが失地回復の途であ
    ることを、彼らはよくわかっているのです。
    
    1990年代には、河野談話や村山談話のように、過去と向き合う動きもあ
    りました。ところがいまの自民党の中には、来年、戦後70年の首相談話を
    出すことで、河野談話を骨抜きにしようという向きもあるようです。
    河野談話の核心は、慰安婦制度が国家・軍の組織的な関与によって女性の尊
    厳を踏みにじる行為であったことを認め、反省と謝罪を表明した点にありま
    す。この核心を否定するのか。ここまで来たら、やってみたらいかがです
    か。「内輪の論理」がどこまで通用するのか、試してみたらいい。
    国際社会は保育園ではありません。敗戦の意味を引き受けられず、自己正当
    化ばかりしていると、軽蔑されるだけです。
    
         *
    
    <「内輪」脱すべき> 「子ども」を成熟に導くには本来、メディアの役割
    が重要です。しかし残念ながらいま大方が「子ども」相手の商売に精を出し
    ている。「嫌中・嫌韓」本が多く出版され、テレビは「日本人はすごい」を
    アピールする番組を山ほどつくっています。
    メディアの非力さは、権力との関係でも露呈しています。新聞社やテレビ局
    の幹部が、首相とたびたび会食しているのはおかしい。民主制にとって決定
    的に重要なのは公開性です。そのような常識を、日本の政治家は欠いている
    のではないか。だから記者は政治家と個人的関係を築いて情報を得ようと
    し、「内輪」のサークルが出来あがる。
    衆院選投開票日の報道番組で、安倍首相がキャスターの質問に色をなして反
    論し、イヤホンを外すという一幕がありました。一国の最高権力者が、これ
    ほど批判への耐性が弱いことに驚きますが、裏を返せば、それだけメディア
    が首相を甘やかしてきたということでしょう。日本の政治にとってもジャー
    ナリズムにとっても害悪でしかない、いびつな「内輪」文化を変えるべきです。
    
    日本は、戦後を通して「大人」になり損ねてしまった。先進近代国家になっ
    たつもりだったけれど、社会の内実はゆがんでいたという苦い事実をまずは
    正視するしかありません。それができないのなら、もう一度「敗戦」するし
    かないでしょう。(聞き手 論説委員・高橋純子)
    
         *
    
    しらいさとし 77年生まれ。文化学園大学助教。専門は社会思想・政治
    学。著書に「永続敗戦論」「『物質』の蜂起をめざして」、共著に「日本劣
    化論」。
    
    http://www.asahi.com/articles/DA3S11516296.html?ref=nmail_20141220mo&ref=pcviewpage
    
    --------------------------------------------------------------------
    
    次世代、保守票取り込めず 衆院選、ネット右派頼みに限界 公認48人、
    当選2人
    
    朝日DIGITAL 12月20日
    
    自民党の右に柱を立てる――国家や民族を重視する本格的な右派政党として衆
    院選に臨んだ次世代の党。インターネットで活発に発言する右派勢力などを
    頼りに、強い保守色を前面に出して戦った。だが、公認48人に対して当選
    は2人と惨敗。識者からは、保守の理念が先行し、生活に密着した政策に結
    びつけられなかったとの指摘が出ている。
    
    選挙結果を総括した19日の次世代の党の会議。平沼赳夫党首は「私の力が
    足らず、心から反省している」と頭を下げた。石原慎太郎最高顧問も「十分
    な応援ができなかった」と謝罪した。
    旧日本維新の会から分裂し、8月に結党した次世代の党は、平沼氏や石原氏
    ら自民党よりも保守的な理念を掲げる政治家の「オールスターチーム」の様
    相だった。衆院選では中国批判、慰安婦問題に加え、「根拠がない」との批
    判を浴びながらも、独自調査をもとに「在日外国人の生活保護受給率は日本
    人の8倍」などと訴え、「生活保護は日本人に限定」とする社会保障制度の
    抜本改革も公約に掲げた。
    
    次世代の選挙戦の象徴は、2月の東京都知事選で61万票を獲得した元自衛
    隊航空幕僚長の田母神俊雄氏だ。東京12区で公明党の太田昭宏国土交通相
    にぶつけ、支持母体の創価学会を徹底的に攻撃した。
    記者会見で田母神氏は「安倍晋三首相の足を引っ張る公明党を政権から分離
    させ、自民・次世代の連立政権を作らねば、日本は取り戻せない」と述べ、
    街頭演説でも徹底した公明党、創価学会批判を続けた。
    ネット上で発言する右派の支持を得ようと、積極的なネット戦略も展開し
    た。「子育て犠牲にしてまでなぜ働くのか」「慰安婦問題はでっちあげ」な
    ど、「誰もが知らんふりするタブー」を斬るとして、キャラクター「タブー
    ブタ」を一刀両断する動画を制作。動画の再生回数は30万回を超えた。
    ツイッターも自民、公明に次ぐ約1万2千フォロワーを獲得。「在日特権を
    許さない市民の会」(在特会)の桜井誠前会長が「小選挙区、比例ともに次
    世代に一票を投じてきました」とツイートするなど、右寄りのネット世論に
    浸透したようでもあった。
    
    しかし、ふたをあければ、わずか2議席。当選はいずれも強固な地盤を持つ
    平沼氏(岡山3区)と園田博之氏(熊本4区)のベテラン議員だった。田母
    神氏も東京12区で約3万9千票にとどまり、4候補中最下位。平沼党首は
    15日未明の会見で、「急な解散で党の知名度が不足していた」と語った。
    
    ■「保守理念より政策を」識者指摘
    ネット上の右派の民意がなぜ、次世代の得票に結びつかなかったのか。
    
    若手の保守論客で評論家の古谷経衡(つねひら)さんは、次世代が掲げた生
    活保護受給率のデータなどを挙げて「根拠のない数字だ」と批判。「ネット
    に閉じこもっている層の受けを狙い、『トンデモ』な話を振り回しても大衆
    的支持は得られない」と戦略の失敗を挙げる。
    その上で「日本の一部の保守は、憲法や歴史認識といった上滑りな天下国家
    論ばかりで、『左翼の発想』とばかにしてきた庶民の暮らしに寄り添ってい
    ない。理念を前面に出す共産党は、福祉や『ブラック企業』告発を掲げて票
    を伸ばした」と分析する。
    
    また、極右政党が台頭する欧州政治に詳しい佐賀大の畑山敏夫教授(政治
    学)は、欧州の極右勢力は、失業、犯罪の増加、社会保障財源の逼迫(ひっ
    ぱく)といった国民生活に直結するテーマを、移民排除やグローバリズム批
    判といった政策と結びつけ、国民を守る強い国家の復権を唱えていると指
    摘。「保守の理念だけでなく、安倍政権の競争、自己責任の新自由主義的な
    経済政策で、こぼれ落ちた人々を救済する現実的な政策にも目を向けるべき
    だ」と話している。
    (秋山惣一郎)
    
    http://www.asahi.com/articles/DA3S11516335.html?ref=nmail_20141220mo&ref=pcviewpage
    
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●3.国外の報道から
    
    Apple Pulls White Power Music From iTunes; Why Haven’t Google and
    Amazon Done the Same?
    
    アップル社はiTunesからホワイト・パワー音楽を引っ込める
    グーグルとアマゾンはなぜ同様にしないのか
    12月12日
    
    現在進行中の南部貧困法律センター(SPLC)の調査からプレッシャーを受け
    た結果、アップル社は最近自社のサービスを駄目にしている数多くのホワイ
    ト・パワー音楽バンドから音楽を取り除き始めたと、SPLCは報告した。
    「アップルにホワイト・パワー音楽を売るのを止めてと伝えて」と題された
    Change.orgの請願は708人の賛同者しか集まらなかったものの、アップル社
    の広報部には伝わったのだと推測する者もいる。
    
    残念なことに、他の諸サービスは動きが遅い。我々が先月明らかにしたよう
    に、ほぼすべての主要な音楽小売業者は驚くべき量のホワイト・パワー音楽
    を売っているか、利用可能にしている。我々が調査した諸サービスのどれも
    が、宣伝しているコンテンツについて警告する表示を行っておらず、他の
    (ときにはより露骨な)ホワイト・パワー、ファシスト、ナチス、あるいは
    人種差別的なヘイト・バンドを提案するおすすめ機能さえあるものもあっ
    た。我々はSpotify, Google Play, Rhapsody, Amazon, Beats Music,
    Pandora, Rdio, そして Groovesharkを調査し、実際の状態を確認したが、
    結果は彼らの悪事を証明するものだった。悪名高いホワイト・パワー・パン
    ク音楽のSkrewdriverから不快極まるNSBM(ナチス・ブラック・メタル)ま
    で、全ての人種差別主義者の亡霊たちのために十分な数のバンドがあった。
    (後略)
    
    http://noisey.vice.com/blog/apple-pulls-white-power-music-from-itunes-why-havent-google-and-amazon-done-the-same
    
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●4.イベントのご案内
    
    International Festival 2014 In Tokyo
    
    せかい交流まつり
    ~つながるって楽しい!ワクワクをひろげよう~
    
    日時:12月23日(火・祝) 13:00~18:00
    会場:シアター1010 ギャラリー 北先住マルイ11F
    住所:東京都足立区千住3丁目92
    最寄:JR北千住西口より徒歩2分
    入場料:1,000円
    
    主催:Internarional Festival実行委員会
    講演:在日本大韓民国青年会東京地方本部
       在日本大韓民国民団東京地方本部
       駐日韓国大使館 韓国文化院
    
    問い合わせ:03-5443-3881
    
    https://www.facebook.com/international.festival.2014.in.tokyo?pnref=story
    
    http://www.norikoenet.org/common/pdf/20141223_International_%20Festival_in_Tokyo.pdf
    
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●5.編集後記
    
     総選挙が終わり、予想通りと言いますか安倍首相は、総選挙の結果「集団
    的自衛権も(国民の)理解得られた」と発言し、これまで懸案だった事項に
    関して「国民の全面委任をとりつけた」かのごとく主張しはじめました。選
    挙中は「アベノミクスの信任投票」だけが争点だっとおっしゃっていたはず
    ですが。
     おそらく今後、この主張はどんどん拡大解釈されていくものと思われま
    す。残念ですが、いよいよ最大限の警戒と監視が必要になってきたと感じま
    す。(う)
    
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ★メールアドレスのご変更等は、info@norikoenet.org までご連絡下さい。
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    ■のりこえねっと通信 0061号 2014年12月22日発行
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