いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める短い記事[S]です。
蓮舫氏ピンチ 「30年原発ゼロ」表明断念、党内も反発:朝日新聞デジタル
蓮舫さんが「30年原発ゼロ」を提唱しているという話題は、見出しだけ見てました。
で、「え? ちょっとタイミング早くね?」と思っていたのですが、見出ししか見てなかったので、ここに書くこともできずにいたら、断念のニュースが。
ああ、先に言っていれば「近未来の普通」を当てたと威張れたのに。無念です。
ここでは常識ですが、普通の技術はどんどん値段が下がるのに、原発は年々下がるどころか、上がる始末ですので、まったく未来はありません。それを証拠に東芝を始め、原発関連企業はみんな苦しそうです。
ですから、どうせ原発はやめることになります。タイミング良く、切り出せばすかっと「30年原発ゼロ」を通せたことでしょう。
そのタイミングとは?
それは主要なステークホルダーが「廃炉ビジネス」に転換するきっかけの前後です。
あらゆるビジネスは、撤退しようとすると悪あがきをするわけですが、こと原発に関しては、なんと次のビジネスが待っています。「廃炉ビジネス」。この世から運転している原発がなくなろうとも、「廃炉ビジネス」は絶対になくなりません。仮に廃炉が終わっても、核廃棄物ビジネスは絶対なくなりません。それもなんだかなと思いますが、何を言ってもなくならないものはなくなりませんから、話題にするだけ無駄です。
ですから、原発企業たちは、いつでも「原発ビジネス」をたためるのです。もちろんいろいろややこしいことはあるかもしれませんが、「廃炉ビジネス」という約束の地があるなんて、なんて素晴らしいビジネスでしょう(なんだかな)。
似たような話は、4年半位前に、本家でしています。
【勝手に楽観シリーズ:4】原発ゼロを決めても、原子力の安全を支える人材を確保する簡単な方法
大学で原子力関連の人気が下がっているという話なのですが、いやいやどうして、方針を変えれば一気に人気は高まります。「廃炉学」を作ればいいのです。絶対食いっぱぐれません。
東芝が瀕死状態、他の企業も青色吐息の中、大学が「廃炉」のための人材を集め始めるなど、世の中が、そうか「廃炉ビジネス」があるのかと認識するとき、そのときこそ政治が「原発ゼロ」を提案するべきところです。そのときには、主要なステークホルダーはむしろ原発から逃げ始めているのですから。
主要な反対勢力もほとんどなくなっていることでしょう。
仕掛けどきを誤った民進党。次はぜひいいタイミングで提案してください。
《ワンポイントミライ》(?)
ミライ: 支援団体に配慮して断念というのも、かなりきわどいタイミングで面白いですね。
フツクロウ: ホウじゃな。
ミライ: ちょうどこの間話題にしたところですもんね。
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