重力で発光し、充電もできるランプ @wired_jpさんから
動画:重力で光る照明 GravityLight、量産に向け出資募集中 @engadgetjpさんから
電気の供給が不十分な発展途上国の地域で活用してもらおうという趣旨で最近まで indiegogo でも出資を募っていました。
イギリスで進んでいるプロジェクトのようですが、イギリスはよっぽど災害が少ないのでしょうか? これとりあえず日本で売ったら売れると思うんですけど。ライト・充電機能付きの手回しラジオうちにあって、たまに遊びで試すのですが、ずっと回すのはとにかく大変です。この重力ライトなら30分に一回持ち上げるだけですから、絶対こっちがいいです。とにかく日本の災害の場合携帯の充電は死活問題ですから、こういうアイテム手持ちにしておきたいところです。なお、indiegogoのサイトによるとこの製品自体はまだ発電量が小さく、携帯の充電はできないそうです。
でもって日本で売れる値段で売ってその利益で発展途上国に安く供給すればいいのではないでしょうか。
記事の中では値段が重要で、目標は約400円だと書かれています。確かに値段設定は重要で、かつて世界が絶賛した水をゴロゴロ転がして運べるタンク Qドラムは値段がネックで使われていないそうです。
世界が賞讃した発明・Qドラム…が使われていない訳 @kanakogiさんから
重力ライトももし目標価格に到達できなければ、うまく広まらないかもしれません。
でも本当はとっておきの方法があります。それは、現地の人でも作れるようにすることです。アフリカの発明家ウィリアム・カムクァンバは、自転車から風力発電を作りました。何度見ても泣ける TED ビデオはこちら。
ウィリアム・カムクァンバ: 私がやって見せた風力発電
彼の著書風をつかまえた少年もお薦め。
重力ライトもダイナモ発電機とかLEDとか簡単なものの組み合わせです。現地の人たちが自分でその辺のものを利用して作れてしまうようにしてしまえばいいのです。それは雇用も生みますから効果は倍増です。元のデザイナー達にも還元が必要ですから、たとえば重りと発電機の間のギアあたりを安く売るとか、ライセンス製造するとか考えるとよいでしょう。爆発的に広がれば自分たちで作って売るより儲かるかもしれません。
バングラディシュでは人力車が主流だったところ、中心部では天然ガス車が広がっていますが、郊外にはガススタンドが少ないため電気自動車から広がっているそうです。
バングラディシュには電気自動車から広がっている
その電気自動車は電池などの主要部品は中国から安く仕入れ、後は自国で作っているようです。こんな風に自分たちのことは自分たちでするのが、雇用や経済のためにもプラスです。なにも先進国が安く大量に作る必要はありません。
もしQドラムや重力ライトのような収入が低い人たちへの発明を目指している人がいたら、ぜひこの点を考慮するのが成功の秘訣です!
併せてどうぞ
【バングラディシュには電気自動車から広がっている】
【サッカーで発電~途上国でのゲーミフィケーション~】
ミライ: はい。ここからはこの記事「重力ランプ」の*六葉未来点*(?)について見てみようと思います。フツクロウさん、これ動画みたけど素敵ですね。ぐいーと砂袋を持ち上げてそっと離すと、砂袋はほとんど動いてないけど、ぱっと明かりが灯る。やってみたい。
フツクロウ: ホウッ。そうじゃのう。