こんな記事が目に飛び込んできました。
グーグルが突きとめた!社員の「生産性」を高める唯一の方法はこうだ
様々な要素を調べたけど、関係ないものばかり。例えば生産性の高いチーム内には共通のルールがあるのかと調べたけど、
あるチームでは、会議中にリーダーがチームメイト全員に等しく発言する時間を与え、それを別のチームメイトが途中で遮ることを許さなかったのに対し、別のチームでは互いに発言の途中で割って入るのが常態化していた。正反対のルールがあったりしたのです。
苦労しながら、様々な要素を検討した結果、次のような結論を導き出したそうです。
社員一人ひとりが会社で本来の自分を曝け出すことができること、そして、それを受け入れるための「心理的安全性」、つまり他者への心遣いや共感、理解力を醸成することが、間接的にではあるが、チームの生産性を高めることにつながる。「本来の自分」w
えー、「本来の自分」とか若い人が探すのは仕方ないけど、そんなものないことは、日本では割と知られてると思うんですが・・。
人はいくつもの性格を持ちます。渡邊 芳之先生のこの本の表紙にもあるように。
あなたはなぜ変われないのか: 性格は「モード」で変わる 心理学のかしこい使い方
学校では丁寧な言葉づかいの女子高生が家に帰ったら、父親に「クソジジィ!」と叫んだりするわけです。そしてどっちも本当の自分だったりもするのです。
会社ではいつも厳しい「部長」が家ではネコにメロメロだったりするのです。それを会社で隠しているとが「自分をさらけ出せてない」という問題なんだと思うかもしれませんが、ではたとえばトップアスリートはどうでしょう。
私達がテレビなどを通して見るトップアスリートの姿です。彼らが真剣にプレイしている姿から、家でペットのネコにメロメロかどうかなんてわからないし、それで当然です。
人は、自分の置かれている環境や立場で、性格を使い分けるのです。
ですから、家と職場で全然正確が違うように見えても、両方が「本来の自分」であることは大いにありえることですし、でも、もしかしたら、職場ではものすごく無理をしていて、グーグルのレポートで心配している「自分をさらけ出せてない」状態なのかもしれません。
では、どういう状態が「自分をさらけ出せてない」状況なのでしょうか。
こう考えていくと、生産性を高める具体的な方法は、やっぱり日本発「ポジティブサラダバー」だよねと思います。
「ポジティブサラダバー」とは、あるプロジェクトがあるとき、そのメンバーで、自分はそのプロジェクトを通してなにを得たいかということをお互いに共有する手法です。