ああ、清々しい!!
さて、受験のシーズンもやってきたので、過去を振り返ってみて、受験前または試験中はどのように過ごしたら良いのかを考えていこうと思います。今日は、特番で、非会員の方もほぼ全てのコンテンツが読めるようになっています。
中学、高校、大学受験、そして各種資格試験を受験予定の方は是非、参考にしてみてください。
1. 直前対策講座は危険
各予備校や塾、学校でやっているような直前対策講座と名をつけた授業は一切受ける必要はないです。必要がないばかりか有害なので棄権することをオススメ致します。直前に知らない知識がでてきたりすると不安になるだけなので、家で過去問を解くか、今までやったことの復習をしていくことでしょう。
また、前日から一週間は、風邪を防ぐためにも、多くの人が出入りする環境からはできれば身を遠ざけたいところです。マスクをするとか、予防注射を受けるとか納得できるかたちでの健康の対策も合わせて行っていきましょう。
2. 試験前日の過去問対策は危険
直前にするのは、基本的な知識の確認。それくらいしかありえません。あくまで自分の今までの努力を確認するようにざっと知識を整理する程度にしていきましょう。
過去問は少なくとも前の週くらいにやるべきです。計画的に時間を作って1ヶ月くらい掛けてじっくりと対策をしてください。過去問を直前に解くというのは脳の使い方がかなり下手な人かと思います。
こちらも、前日に知らない知識がでてくると不安になるだけなので、今までやった問題や知識の復習をきちーっとおこなっていくことです。前日にやれることは限られていますので、貴重な時間を過去問で潰すことのないように気をつけてください。
3. 験担ぎは危険
験担ぎ(げんかつぎ)はやってはいけないものの最たるもの。弁当にカツ、れんこんを入れたり、某チョコレートを食べるというような種類のもの。あと、栄養ドリンクを飲んだりするのもほぼこれに含まれます。
いつも通りの力を発揮することが試験では重要です。普段と同じものを食べて、正常な精神状態で試験には取り組むことが勝利への近道となります。普段とは異なる験担ぎは絶対にやってはいけません。
ちなみに僕は、今回の試験でいつも食べ慣れているハンバーガーを選択しました。あと、人混みがあまり得意ではないので、混んだ店をなるべくさけ、歩いてでも受験生の少ない店を選択しました。試験会場の周りは、受験生だらけでどの店も混んでいるので注意です。
栄養ドリンクは、カフェインが含まれているのと、クエン酸回路を回すためのビタミンB系と大量の糖が含まれているので一時的に集中力が高まった気になります。しかし、飲用する習慣がない人は、急に高まった集中力を活かすことができないでしょう。カフェインの利尿作用によって、トイレが近くなるのも受験では問題になります。
お守りも普段から所持して眺めているような状態であればよいですが、普段からお守りに縁のない人が当日だけ握り締めるのは、かえって試験が始まることを意識して要らぬ緊張が芽生えるので止めたほうがよいです。また、受験会場の狭い机の上においたり、筆箱のなかに入れるのはかさばるし、落とすリスクや怒られるリスクもあるので本当にオススメできません。
あと、大学受験などでは、校門前で応援と題して、将来の先輩、塾の先生、不動産屋がチョコレートなどのお菓子とビラを配っている場合があります。親しい人のものだったらよいですが、もらっても絶対に口をつけてはいけません。受験の大事な日になにかあっては困るので、自分のお腹のセキュリティもしっかりと保守してください。受験の日は、持ち込んだ弁当または学食での食事のみにして余分なものは摂取しないように心掛けましょう。
4. 問題数が少ない大問は危険
次に、試験中の話になります。試験中になったら完全に自分との戦いになりますね。問題を解く優先度を試験以前に決められば一番良いのですが、傾向が変わったり、得意だと思っていた問題が急に解けなくなったりと困ったことが起こるのが試験。ある程度の臨機応変さが必要となります。解く問題を自分で選択できる形式の試験(大学入試センター試験数学、情報処理技術者試験など)において、問題数が少ない大問を選ぶのはあまりオススメしません。問題数が多いと解くのに疲れるし、効率も悪いような気がします。でも、よほどのメリットが無い限り、問題数の多い方を選ぶようにするとよいです。
まず、問題数が少ないということは、1問に対する難易度が高く配点も大きいです。1度のミスが大きなダメージとなります。問題数が少ないということは、直前のミスに気づくチャンスも少ないということ。
それに引き換え、問題数が多いということは、1問に対する難易度は相対的に低くなることが多いです。(これは、試験時間を平等にするための問題作成者の善意があればの話ですが。)また、問題を解くなかで、途中でのミスにも気付きやすくなります。マーク試験の場合3桁のはずが2桁になってしまっているなどの計算ミスに気づける可能性が大いにあります。
最後に、点数調整の話をします。これは、採点官の心理も入ってくる場合もあるので、あまり全ての試験に通用する話ではありませんが、試験には多かれ少なかれ含まれているということを知っておいてください。ぱっと見で、簡単そうな問題を選択する受験生はどうしても統計上多くなりますね。そして、記述式の試験の場合、マーク式と違って、ある程度採点した後に、部分点の基準を調整することがあります。採点する数が多ければ多いほど裁かなければいけない量が多いので、部分点の基準もやはり厳しくなる傾向がどうしてもでてきます。比べられる人が多いので厳しくなるのは当然ですね。
大学受験の小論文では、クレーム、ワラント、データをちゃんと組み立てられるかどうかはもちろん問われますが、他の受験生が解答しない方向性の主張を組み立てることができれば最高です。同じ様な主張は、やはり、採点する側も飽きてくるのでどうしても厳しくなりがちなのです。
ちなみに、僕は、今回の試験にて、問題数の多い方を選んだのですが、答えられない問題もあったのですが、ダメージを最低限にすることに成功しました。試験時間的には厳しい戦いになるかと思いましたが、良い選択だったと確信しております。
5. 得意だと思う分野ほど実は危険
情報技術者試験では、プログラミングを使う問題を多く含む大問が存在します。受験者には実務経験のある人が多いと思うので、やはり、プログラミングを使った問題を選択しがちです。ですが、盲目的になってしまっていないかに注意してみてください。ぱっと見である分野の問題だと思って解いていったら、問題作成者が聞いていることは実は違うということが多々あります。盲信しているとドツボにはまって絶対に解けないということがあるのです。方針が決まっているということが無い限りあまり得意不得意を考え過ぎないほうがうまくいくことが多いです。
例えば、情報試験の場合、60点が合格点です。得意分野が30点分しかなかったときに残り30点分取る自信があるかという話になってきます。そして、その30点がきちーっと取れればまだよいですが、得意だと思っていたが、あまり振るわなかったときのショックは大きいですね。
まとめ
情報技術者試験を受けた感想としては、山を張らずに参考書を一通り覚えている必要があるという印象を受けました。試験としての完成度は非常に高いと感じます。今までは、正直、この手の試験を敬遠しておりました。しかし、今では、自らの知識・技量の再確認、そしてそれらを磨き直す良い機会かなと捉えております。資格不要論が世の中を覆っているような状況ではありますが、受験や資格の勉強は、ある一定以上に知識レベルを上げていくのには、手っ取り早い方法かと思います。そして、努力して合格を勝ち取ったときの充実感は本人にしかわからないものがありますね。本当にいいものです。
ここまでになります。では、受験生のみなさんきちーっと実力を出していってください!!! そして、験担ぎはダメでしたが、終わった後に美味しいものをいただきましょう。
ありがとうございました。