岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/05/30
おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は、2016/10/30配信「非モテがハロウィンを楽しむ方法〜USJの仕掛け人・森岡毅がハロウィンを変えた〜」の内容をご紹介します。
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2016/10/30の内容一覧
- 本日のお題「ハロウィン特集」
- リア充とは「無条件に楽しむ権利がある」と思う人
- ハロウィンが流行ったきっかけ
- 森岡さんのえげつないマーケティングと予算のないUSJ
- 「3万円の川」と「子供無料キャンペーン」
- 女性に叫ばせるゾンビイベント、世界一を狙うクリスマスツリー
- 逆走ジェットコースターと寒い時期向けにクールジャパン
- リア充とはなにか(復習)
- 「天然」「養殖」「改造」3種類いるリア充
- 認識されていない「恋愛格差」の現実
- リア充を「取材」のていで経験する
- 質疑応答
- 次回告知
「3万円の川」と「子供無料キャンペーン」
(前略)
すべての資金を2012年の、いわゆる家族向けのワンダーランドと2014年の『ハリー・ポッター』に集中させるために、2011年と2013年は投資ゼロで売上をずーっと上げ続けなければいけないと。ここで戦いが始まったわけだよ。
まず最初にやったのが映画に特化したテーマパークをやめると。これはユニバーサルスタジオのこれまでのファンを、ほとんど全否定するようなものになっちゃうわけだ。と同時に、スタッフもそういうユニバーサルスタジオが好きで入ってきた人が多いので、もうみんながみんな、マジで反対したんだって。
(中略)
で、何をやるにしてもお金がない。とりあえず『ワンピース』の権利だけは獲れたんで、10周年の、森岡さんが就職した2010年の1年後、2011年ってユニバーサルスタジオの10周年だったんだって。10周年の3月3日から『ワンピース』の権利とれたので出足好調で、よしこれで10周年企画なんとかなる、今年1年、この調子で増やしていけばなんとかなるだろうなと思っていたら、2011年の3月3日に『ワンピース』を始めたのに、その1週間後、3月11日に東日本大震災が起こってしまったんだ。
で、日本全国一斉に自粛モード。もちろん東日本大震災で大変なことになったんだけども、それもあるんだけども日本全国が自粛モードで、どっかに行って遊ぶなんて後ろめたい。なんか震災で大変な人があんなにいるのに、自分たちが遊びに行ってハッピーな顔をするなんて、あのディズニーランドですらテレビCMを中止したという事態になっちゃったんだよね。それで不謹慎だという声もあったのかもしれないけど、一斉に止まっちゃったと。おかげで、せっかく『ワンピース』の権利が獲れて、2011年は10周年ということでキャンペーンを張ってやっていこうと思っていたのに、3月4月5月の頭、園内ガラガラで、予約してた人までが自粛ムードでそんなことやってる場合じゃないよということでキャンセルが相次いだと。どうすればいいだろうかと。
どうしたか。ヒントはですね、橋下徹知事、みんなわかるかな、この自粛ムードのなかでなんとかユニバーサルスタジオに人を来させなければいけない、ガラガラの状態に来させなければいけないということで予算もなにもない、何も新しいことを始められない。どうしたのか。
ヒントは橋下徹知事なんだけど、わからんよね。USJに行くこと自体を自己肯定できるアイデアが必要だということで、「関西から日本を元気にしよう」「関西の子供を無料で招待」キャンペーンを始めたんだ。これ何かって言うと「大人ひとりあたり子供ひとりを無料でUSJに入れます」というキャンペーンをやって、社内からもちろん大反対。
というのは今経営が苦しいのに子供をタダにして、そのキャンペーンが終わったらまた子供が来なくなる。客が来なくなるとも言われたし、安くする、「関西から日本を元気にする」というコンセプトはわかるんだけど、確かにこれ投資ゼロでできるんだ。収入が減るだけだから投資ゼロで出来るんだけど、「関西から日本を元気にする」というコンセプトはわかるんだけども、ゼロにしなくていいんじゃないか、子供は2割引でどうだとか子供は半額でどうだっていうようなことで社内でうわーっと言われたんだけども、この森岡さんはとりあえず今の自粛ムードの流れを変えて、子供をUSJに連れて行って子供から笑顔にして、その笑顔を大人が見て元気になるというような、こういう流れ自体を変えないと、もうどうしようもない。とにかく一円も設備投資できないんだから、今できることは何かっていうと園内に人が来る状態を作っておいて、賑やかな雰囲気を作るしかないと。ホントにマイナスになったんだから、せめてゼロに戻そうと考えた。
そのおかげでゴールデンウィークからものすごい爆発して、これ、橋下徹さんがヒントっていったのは、もともとは橋下さんが大阪府知事時代に、たとえば大阪府の子供を全員無料でUSJに招待できませんかというようなことを懇談会で言ったことがあるんだって。それでその時は、そりゃ無理です、できればいいですねって話で、その時は出来ればいいですねって言いながら全然やる気なかったんだけども、ああ、あのアイデアをもらおうと。
子供はタダとした瞬間に、タダが理由なんだけども、自粛ムードで子供までもが辛い感じにいるのはかわいそうじゃないかという形で持っていったのが、これが大ヒットして、とりあえず夏までこれで人が増えたんだ。
確かに子供ゼロなんだけども、子供入場ゼロ円といっても子供はなかで飯食うし、ドリンク飲むし、お土産買うし、だから実は売り上げ自体そんなむちゃくちゃ下がらなかったんだよね、ここらへんが面白いやり方。
でも、足りない。春に失ったのが東日本大震災と春の自粛ムードのおかげで失ったのが、数十万人規模の集客と言われてるんだ。これをどうやって取り返そう、取り返さないと10周年は間違いなく失敗してしまう。
(続きはアーカイブサイトでご覧ください)
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おい,過去記事買ったのにこの方式じゃ過去記事見れないじゃん
金返せ
6/4にこの記事の購入をしたのですが、記事に記載されているパスワードが5月のものの様で「パスワードが違いますと」なって記事を読むことができません。
どのようにしたらアクセスできますでしょうか?
No2の修正です。「パスワードが正しくありません」でした