岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/07/20

おはよう! 岡田斗司夫です。

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今日は岡田斗司夫のゼミ室通信をお届けします。
DMMオンラインサロンの岡田斗司夫ゼミ室では月に1回オフ会があり、ここで質問や相談を受け付けています。

今日はDMMラウンジ「ガンダム講義 第16回『第8話 戦場は荒野』解説 前編」より一部抜粋をお届けします。


40周年の一大プロジェクトは、新テレビシリーズか?

 『機動戦士ガンダム』って1979年の4月にオンエアが開始されたんです。
 2019年で40周年なんですね。
 なので、2019年あたりに大きなイベントをするんじゃないのかと思うんですよ。
 40周年というのは僕もショックなんです。
 「ガンダムの第一話が放送されてから、もう40年も経ってしまったのね」というのもあるんですが、もう一つ嫌な予感があるんですよ。
 おそらく40周年に向けてお台場に新しいガンダムを作っている。
 それと同時に、やっぱり「ファースト・ガンダムをリメイクしよう」という機運が高まると思うんですね。
 僕は今、「オリジナルの『機動戦士ガンダム』が、いかに凄いのか」を説明してるんですけどもね。

 嫌な予感というのは、『ガンダム・ジ・オリジン』をテレビシリーズでやるんじゃないかと思っちゃうんですよ。
 いや別に、そんなウワサがあるわけでも何でもないんですけどね。
 ただ、バンダイの力の入れ方とか、いろんなガンダムを作っても最初のガンダムほどのパワーを持ってない事とかねえ。
 何か商品化されるたびに『シャア専用』とか使われたり、ガンダムがCMに使われるときは「アムロとシャア」とかを使われる。
 つまり、ウルトラシリーズが最初のウルトラマンを越えられないのと一緒。
 後から出てきたガンダムは、やっぱり最初のガンダムを越えにくい。

 でも、そんなのは当たり前なんです。
 だからガンダムじゃない新しいアニメを作れという話なんですけどね。
 でも、世界的な流れから見ると、そうじゃない。

「オリジン」はファーストガンダムを消してしまう?

 マーベルにしても、昔のヒーローを出来るだけ維持しておいて、そこから先は新しいヒーローと混ぜましょうという事になってる。
 日本も『スーパーロボット大戦』みたいにヒーローのシャッフルで一儲けをやっているから、今さら言ってもしょうがないんですけどね。

 なので一つ考えられるのが“サンライズ系”というだけではなく、バンダイが協力しているロボットアニメ全員集合みたいなシリーズをやるんじゃないかなと。

 あと僕が困ってるのは、『ガンダム・ジ・オリジン』で最初からアニメの作り直しをする事。
 つまり、あの絵でガンダムの第一話以前からを、キャスバル・レム・ダイクンの話として作られちゃうと、以前の『機動戦士ガンダム』が消えちゃうんじゃないかという気がするんですよね。

 “新しい映像”というのを公開されちゃうと、“最初の映像”というのが押し流されてしまう。

 「“ガンダム”と言えば“オリジン”」になっちゃうのは、ちょっとイヤかな、と思っちゃいますね。

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