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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「ハーレムものにリアリティを持たせるには?」

2017-09-29 07:00

    岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2017/09/29

    おはよう! 岡田斗司夫です。

    今回は、2017/09/03配信「Jアラートから、VALU騒動、リゼロまで、岡田斗司夫がなんでも答えます!」の内容をご紹介します。
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    2017/09/03の内容一覧

    Q:ハーレムものにリアリティが欲しい

    「私は、「某小説投稿サイト」で作品を書いている素人作家の1人です。」

    ―――って、「小説家になろう」だろ?(笑)

    「異世界転生モノと同じくらい人気のある「ハーレムモノ」を執筆しているのですが、どうにもリアリティを持たせられません。岡田さんのように何十人もの女性と一度に付き合った方なら、現実的なハーレムの運用方法をご存知なのではと思い質問をすることにしました。ハーレムを維持し、存続させるために必要なことはなんでしょうか? 趣味で投稿しているので、「どうやったら売れるのか」ではなく、「どうやったらリアリティをもたせられるか?」のアドバイスが欲しいです。」

     うーんとね、「基本的にハーレムというのは「社会制度」でない限り不可能だ」という前提から出発しようか。これ、大事な。社会的な制度っていうのは、イスラムの後宮でもそうだし、日本の大奥でもそうなんだけど。
     「一夫多妻の国に引っ越す」みたいに、もう本当に「制度」としてそういう仕組がある土地でやるんだったらともかく、現代の日本でという条件で、ハーレムモノを書こうとするのはなかなか難しいよ。
     現代日本の中で、僕らは、日本人として、現代人としての常識や感性や美意識、恋愛観を持って、それぞれ自分の年数を生きているわけじゃん。僕が59歳であるのと同じように、君は30歳かもわからないし20歳かもわからないけども、この20年間30年間で見てきた恋愛モノのテレビドラマとか、もしくは周りの人が喋った意見によって、自分の中の感性や価値観というのが作られているわけでしょ? これは、日本人である限り、差がないわけだよね。
     なので、現代に生きている女の人にとって、相手の男がいかに、財力を持っていようが、魅力的であろうが、スポーツ選手ですごいとか、イケメンであろうとか、どんな条件があっても、ハーレムみたいな状態を現実に運用するには、ものすごい歪んだ力が必要とされるんだよね。

     似たようなことをやってる人も知ってるんだけども、やっぱりみんな「裏ワザ」みたいなのを使うよね。
     裏ワザっていうのは、例えば、すごいデカい敷地を持っていて、そこに「離れ」を置いて一人一人を住まわせて、自分はその中を移動する。つまり、マンションでフロア違いに部屋を借りて、それぞれに女の人を住ませて、そこを順番に通う、みたいなものですね。そういうふうにする。
     その人が言ってたんだけども、これをやる上での条件としては、「全員均等!」っていう条件にするか、もしくは「不動の1位、不動の2位、不動の3位というのを決める」とするしかないんだって。つまり、年功序列で、最初に付き合い始めた女を1位、あとは2位、3位というふうにしていって、不動の順位にしておかないと、「お互い精神的に持ちませんわあ」というふうに言われて、「なるほど!」って、すごい膝打ったんだけども。

     ハーレムってね、なんで難しいのかっていうと、男女ともに心理的に耐えられないんだよ。
     さっきも言ったように、ハーレムを作る男にしても「現代人」なわけだ。ということは、現代の感性とか美意識とかを持っているわけだからさ、いくら自分に都合のいい状態を作っても、そこで起きる自分の心の動きっていうのは、やっぱり現代文化の影響を受けてるんだよね。
     その中にいる女の子にしても、「私はハーレムの一員で構わないわ」っていうふうに、一瞬、思ったにしても、ところが、付き合いが続くに従って、それぞれの心の中で矛盾みたいなものも出てくる。「友達になんて説明したらいいんだ?」とか、そういうのも出てくるから。
     なので、ハーレムっていうのは、「そういう状態が3カ月とか6か月続く」みたいなことはあるかもしれないけど、それが永遠に続くっていうのは難しいね。

     似たようなもので、1960年代の後半から70年代の頭くらいにかけて、アメリカで始まって世界中に広まった「フリーセックス・コミューン」というのがあったんだ。
     「そのコミューンに参加したら、男でも女でも、全員フリーセックスでなければいけない」=「そこに来た男は、どの女ともセックスできる。それに関して女の人は拒否してはいけない。そういう思想に納得している人だけが参加しましょう」という集まりなんだけど、そういうのがあってさ。それはそれで、実は、僕らが思ってるほどカオスなことにならなかったんだよね。
     そこに入っている人はすごいマナーを守って、優しくて。男の人は女の人が発する、「でも、実は、この女の子、俺のことはあんまり好きじゃないんだろうな」という目線みたいなものに、すごい気が付くようになって行ったんだって。なんせ、女の子に拒否権がない分、実は、男の方がそこら辺を読み取ってあげるしかなくなるから。俺、「アメリカ人がそんなセンシティブなことをするなんて!」って、読んでてびっくりしたんだけども。結局、そんなに対立もなく、わりと平和だった、と。
     ところが、そういう理想的な状態というのは2年3年くらいしか続かなくて、いろんな理由で、世界中のそういうコロニーというのは、ほとんど滅びてしまったんだ。

    (続きはアーカイブサイトでご覧ください)

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