岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/03/22
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今日は岡田斗司夫のゼミ室通信をお届けします。
DMMオンラインサロンの岡田斗司夫ゼミ室では月に1回オフ会があり、ここで質問や相談を受け付けています。
今回はDMMオンラインサロンの2月の東京オフ会より、参加者の方から出された質問を紹介します。
質問:地球で戦っていたジオン兵はどんな人たち?
テレビ版『機動戦士ガンダム』の第14話「時間よ、とまれ」には、やる気のなさそうなジオン兵が登場します。彼らはどういう人たちなのでしょうか?
「なんちゃって志願兵」でしょう
岡田斗司夫の回答:
僕の妄想で答えるなら、ジオンというのは、コロニーの群れですよね。
マハルってコロニーがあったじゃないですか。
あのほかにも色々あって、それはそれぞれに地方権限を与えられていて、ジオンという連合体に入ってるんだけど、入ってるとはいいながらも、旧ソ連みたいなもので、事実上支配されている。
そういうところは地政学的な理由で、無理やりソ連に入ってるわけだ。
たとえばキューバとか北ベトナムなんかは、ソ連と地政学上つながってないけど、ソ連の意を受けてる。同じようにジオンの近くにいてジオンの意志を強く受けているところもあれば、受けていないところもある。
じゃあその中で地球にいるジオン兵というのは、どういう存在か。
地球侵攻作戦をした時に、短期で終わらせるはずだったんだ。
つまり中心の忠誠心の強い奴だけ連れて行った。
でものちに戦争がややこしくなってきたら、マハル以外のコロニーから来た奴も行かざるを得ない。
でもこいつらは志願兵だろう。さらに戦争がひどくなっていく。人口の半分が死んだっていってるじゃない。
つまりそれは有能な兵隊がみんな死んだあとの話。
なのでその先は行くつもりもない、徴兵制で来たやつがくる。
それも最初のうちはうまく乗せられた奴が来るのだろうけど、ところのやつを連れてこなきゃいけなくなる。
さらに30歳40歳のやつを連れて行かなきゃなくなるという危機的な状況というのが今のジオン。
おそらく今地球に来ているジオン兵は3種類。
ひとつは、第1期に地球に来たばりばりにはりきってる中心にいるやつ。そして生き残ったやつ。
ふたつめは第2期でまだ志願兵なんだけど、衛星国家のやつで一旗上げようとしているやつ。そして来たのを後悔しているやつ。
みっつめが、徴兵制できたやつ。
独立戦争がある以前は、ジオンといっても地球連邦の他の都市とかと貿易とかしてたはずなんだ。
そういう貿易がなくなったので、就職先が軍しかなくなった。
徴兵制ではないんだけど、志願兵なんだけど、それはなんちゃって志願兵である。
そういうやつらがクワランたちである。というのが僕の妄想です(笑)
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