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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「マンガ特集:銃×魔法の応酬が最高!『ブレット・ザ・ウィザード』、『CICADAシカーダ』、『乙嫁語り』」
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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「マンガ特集:銃×魔法の応酬が最高!『ブレット・ザ・ウィザード』、『CICADAシカーダ』、『乙嫁語り』」

2019-02-09 07:00

    岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2019/02/09

    おはよう! 岡田斗司夫です。

    今回は、過去記事から「おすすめマンガ特集」の特集をお届けします
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    お勧め記事一覧


    ひたすらロジカルに積んでいく“銃×魔法”の世界『ブレッド・ザ・ウィザード』

     この『ブレッド・ザ・ウィザード』は『砲神エグザクソン』が終わった後で、園田健一が週刊雑誌で描きはじめたマンガなんだ。「60年代のアメリカで、ガンアクションで、さらに魔法を使う」っていうね、ちょっと珍しい組み合わせのマンガなんだよ。

     ちょっと画面に出してみようか。今日、新兵器があるから。(手元カメラ起動)
     どのようにして“銃で魔法を使う”のかっていうと。「勘違いするな。これは自白剤なんてものじゃない(作中台詞) 」って相手に銃を打ちこもうとするんだけども、「……魔法だ」ということで。
     こういうふうに、銃のバレルのなかに呪文が書いてあるんだよね。この魔法がかった銀の弾丸が、バレルのなかを回転しながら進むことによって、呪文詠唱効果・呪文の宣言効果みたいなものがその銀の弾丸に込められて。それが相手に当たった時に呪文効力が発動するっていう。
     このアイディアがね、とてつもなく面白いんだよ。
     この魔法によって、例えば「撃たれた人間が言う通りになる」って場合もあれば、「空中にフワッと呪文のボールが現れて、近くで動いたものがあったらそいつを一回だけ殺して、そのボールが消える」っていう、停止ボールというのもある。
     何種類も銃があって、その銃ごとにバレルのなかに書いてあるある呪文が違うし、効力も違う。「それをどのように使うのか?」っていう部分にも楽しみがあるんだ。
     後半になってくると、“加速の呪文”というのが出てきて。それはね、自分の動きを加速させることができるんだ。だから、みんな自分に向かって撃つんだよ。そうすると、自分の身体が急に加速するんだけども。
     なんかね、途中で女の子が、主人公のブレッドを助けるために、自分をバーンと撃って加速しようとした瞬間に、その女の子は巨乳だから、胸がグワーンと揺れだして。慣性の法則が現実の通りに働くんだ。空気抵抗も現実の通りだから、早く動くことは出来るんだけども、動き方を気をつけないといけない。
     その女の子は胸がちぎれそうになりながら必死で走ったんだけど。相手は相手で、別のタイプの加速銃を持ってたから、それを自分に撃ち込んで。次にその銃をもう一回自分に撃ってさらに加速する……っていう。
     なんかね、そういう“戦略もの”として読んでも楽しいんだ。
     『エグザクソン』の時も、「宇宙人がこうきたら、地球人側はこうする。そうすると砲一主人公のおじいちゃんがこういうふうにやる」っていう双方の手の応酬が、もうほんとに僕が読んでても先が読めないくらい良くできてる。

    マンガが禁止された世界、山田玲司の『CICADAシカーダ』

    山田玲司:これね、もう岡田さんも噛んでますから、お願いしますよ。
     僕、この番組に最初にゲストで出た時に、岡田さんから「今、なにやってるの?」って聞かれて「近未来ものをやってます」って言ってから、はや2年。ようやく形になったのが、これです。
     近未来もの、150年後の未来で、ディストピアですね。半分水没した東京が舞台で、しかも激しい階級制度があって、カラーで色がわけられているんで、どうにもならない。そこで、虫のような暮らしをしている男が主人公ですね。
     これが、主人公のレムっていうんですけど、一度も女に愛されたことがなくて、帰ったら待っててくれるはずの猫がいなくなっているという、「猫は帰ってこない」というような、村上春樹のようなオープニングから始まって。

    岡田:なんで、絵は自分で描いてないの?

    山田:これは、うちの担当が「山田さん、サボるでしょ、メカとか」って言って。「はぁー?」って言ったんですけど、つき合い長いんで、僕がメカとか興味ないのバレてるんですよ。
     「そんなことないよ! 描くよ!」とか言ってたんですけど、世界観とメカがすごい重要な話なんで、じゃあ今回ネームに入れこんで、ネームは僕が描いてるんで基本的に、絵師の人がやって絵を描いてくれているということになっているんです。
     ポイントは「150年後の世界ではマンガが禁止されている」というところ。マンガは麻薬みたいなもので、所持していたら逮捕ですね。なんなら、殺されることもあるっていうくらいなんですけど。

    岡田:なんでマンガが禁止されているのかって、今ここで話しても大丈夫? それとも、それは作品の最後のほうとかで明かされる感じ?

    山田:物語の核心につれて、何故そうだったのかっていうのがわかってくるんですけど。
     焚書官という、要するにマンガを取り締まって、焼くっていう作業をしているやつが、この男なんです。主人公の仕事なんですけど。で、うっかり、ある日、1冊、盗んじゃう。持って帰っちゃうんですよね。それが『うる星やつら』で。
     そしたら、150年後のマンガを未来人が見るわけですよ。未来人が『うる星やつら』を見るんですよ。「毎回、こんなどうしようもない男を、なんでこんなビキニの女の子が、ずっと好きでいてくれるの? こんなことがあるのか?」って、ワーッて涙が出てきて。
     そしたら、そこで出会った女の子が、その本をみて、「だっちゃ?」って言う。「え? 君もこの本を知ってるの?」っていう出会いから始まる物語で。
     これ、今、無料で第1話から見れるんですけど、ここからすごいことになっていきます。シカーダっていうものの存在があって、「どうやら禁止されているマンガを武器にすることができる」っていうことが判明するっていう流れになっていきますね。

    「悪い女」が描く、めちゃくくちゃ面白い『乙嫁語り』

     『乙嫁語り』もちょっと話してみるけど、19世紀の中央アジアのお嫁さんの話しだよね。

    (中略)

     悪い女だからこそこんなものが描けるんだ。めっちゃくちゃ面白いもん、『乙嫁語り』。

    (続きはアーカイブサイトでご覧ください)

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