今週の日経平均株価は前週末比約1.1%の下落。

 堅調な米国株や為替の円安方向への推移、消費増増税の延期を受け、週半ばには日経平均が17000円を上回る場面もあった。
 その後は為替の急激な円高から輸出企業を中心に利益確定売りが目立ち、日経平均株価は大幅に下落した。

 一方、マザーズ指数は続伸。時価総額の高いmixi、そーせい、サイバーダインの上昇等を受けて約4.3%の上昇。
 個別では大幅な調整をする銘柄も見られた。

 開発中の新薬の臨床試験で有効な効果が確認できなかったことを発表したアキュセラ(マザーズ外国部)は先週木曜日から5営業日連続のストップ安し、高値から約86%下落して1100円で寄り付いた。

 その他、調査機関からネガティブなレポートを受けJIG-SAWが2日連続のストップ安するなど、ブランジスタの急落以降、高PER銘柄に対しては大きな調整が入る銘柄が散見される。


 先週はトレードする際の時価総額についての話題を取り上げたが、それと合わせて高PERの銘柄にも調整リスクを頭に入れておくべき相場だと思う。

 高PERは相場によっては許容され難い時期もあるので、今回の高いボラティリティを受けて中長期投資家は相場の強弱に合わせてポジション調整も頭にいれて行動してはいかがだろうか?


(Bコミ)


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