今週(6月13~17日)の国内株式相場は、日経平均株価が週間で1001円70銭(6.0%)下落し、1万5599円66銭で取引を終えました。3週連続の下落です。

 23日のEU離脱の是非を問う英国の国民投票を控えるなか、日米の中央銀行が現行の金融政策を据え置いたことで、外為市場で円高ドル安が進み、16日には前日比485円安と急落しました。

 基本的に、市場エネルギーが乏しいなか、さして大きくはない売り物に押された格好です。

 ただ、裁定買い残は低水準にとどまっていますので、大きな売り圧迫にはなりません。さりとて、買い上げる材料にも乏しい状態ですので、英国の国民投票の結果が出るまでは、日経平均は小幅なレンジの動きが続くとみています。


(水島寒月)


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