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最近、悪材料のリバウンド狙いの勝率が低い その2
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最近、悪材料のリバウンド狙いの勝率が低い その2

2016-09-05 15:53
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     今週の日経平均株価は前週末比で約3.5%の上昇。
     堅調な米国株、雇用統計に向けて9月の利上げを織り込む動きが続いたため、ドル円は円安に推移した。これを受け、日経平均は週の高値圏で取引を終えた。


     最近、リバウンド狙いの勝率が低いのは「新興市場の低迷」と「機関投資家の玉処分のタイミングのズレ」の影響が大きいことが挙げられる。


     新興市場の低迷については前回取り上げたが、ここ一か月の指数の騰落を見ると

    日経平均は3.0%の上昇
    マザーズ指数は4.9%の下落

    新興市場の低迷からポジションの保有時間が短くなっている。


     モデルケースとして6166中村超硬、7779サイバダイン、2193COOK、7618PCDEPOTを取り上げたい。

     今回はもう一つの理由として機関投資家の玉処分のタイミングのズレについて考えたい。


     よくある機関投資家の玉の処分のパターンとしてIRで業績修正や悪材料が開示されてから処分される。
     業績については日頃からイメージができているし、事件・事故に関しても影響を想定して機動的な判断をしている。

     今回下落した銘柄中、中村超硬は業績の悪化から売り込まれる基本的なパターン。
     サイバダインは外資系の空売り推奨レポートを受け、低調な新興市場を背景に信用の整理が進んだ。これは個人投資家の空売りを受け、個人投資家の弱気が売りが売りを呼んだパターンだろう。

    次回に続く


    (Bコミ)


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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