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今週(11月14~18日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で592円62銭上昇し(率にして3.4%の上昇)、1万7967円41銭で取引を終えました。2週連続の大幅上昇です。
米国の長期金利の上昇→日米金利差の拡大→外為市場で円安が進行→金融株、輸出関連株の上昇といったパターンでの株高が続きました。
週初の14日は円安に加えて、内閣府が発表した16年7~9月期のGDP(速報値)が年率換算で前期比2.2%増と市場予想(同0.8%増)を上回ったことも支援材料となり、3日続伸。15日は4日ぶりに反落しましたが、16日は円相場が1ドル=109円台に下落(5カ月半ぶりの円安水準)したことなどを受けて反発。18日は円が110円台に下落したことなどを受けて日経平均株価は一時1万8000円をクリアしました。
米連邦準備理事会(FRB)は、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げスタンスを鮮明にしており、米国の長期金利は上昇傾向が続きそうです。後は、トランプ新大統領が実際に、減税、金融規制緩和などに踏み切れるかどうかでしょう。
当面は期待感が先行しますが、一服した後、トランプ政権の政策待ちの展開になるのではないでしょうか。
(水島寒月)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)