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国内外での不透明感が漂うこの時期は株式相場は停滞しがち。とりわけ半島情勢の緊迫化が日本株の先行きにとって憂慮すべき問題とあってはなかなか前向きな投資は手控えざるを得ないというのが大多数の投資家の本音だろう。
一方で、NYダウやNASDAQは比較的落ち着いていて、理解しにくい不思議な現象が見られます。
杞憂で終わるのか現実の問題となるのか、ここしばらくは薄氷を踏む思いで市場に向かいあう必要がありそうです。模様眺めの時期にこそ投資家は有望銘柄を探してはいかがでしょうか。
ここでの投資作戦としては
1)過去1年間のIPO銘柄の中から株価の位置が低水準にある銘柄を選定し、中長期スタンスで取り組む。
2)好財務、無借金経営の割安バリュー銘柄、高配当利回り銘柄を研究
3)長期上昇トレンド、短期調整トレンドの中の注目テーマ銘柄を研究
するなど、投資家としてやるべきことはたくさん考えられます。
1)では誰も見向きもしない地味株に注目。地味株だからこそ株価は上場後、低水準。一体何のために上場したのかわからない銘柄となっていますが、時間をかけて投資家へのアピールをすることで株価に反映されると期待されます。
○やまみ(2820・JQ)
上場日2016年6月17日 豆腐製造販売
公開価格1690円 初値1751円 高値1793円 安値1371円
時価1642円
地味な業態との印象からか上場後の株価の推移は穏健ながら機械化を推進し、6000億円の豆腐市場のうち10%のシェア(600億円)を将来獲得するという意欲的な計画を持っています。
中間期の業績進捗率が低いため今6月期の業績は下方修正の可能性があるということで株価は公開価格を下回って推移していますが、2019年6月期の売上高130億円、営業利益17.5億円、当期利益11億円、EPS172.5円を計画。豆腐と言えばヘルシーな食材で最近は大手牛丼チェーンでも採用されています。時価PER16.0倍 配当利回り1.23%。
このほかではコメダホールディングス(3543・東証1部 上場日6月29日 珈琲チェーン)、バロックジャパンリミテッド(3548・東証1部 上場日11月1日 女性衣料)、船場(6540・東証2部 上場日12月19日 商業施設の企画・設計・施工)など東証1部、東証2部上場の銘柄なども研究の余地がありそうです。
これらは本当に不人気銘柄ですが、公開価格を下回る現状を踏まえて今後の展開を想定してみて下さい。
2)では天龍製鋸(5945・JQ)、太陽化学(2902・名証2部)、テノックス(1905・JQ)
3)ではIoT関連、サイバーセキュリティ関連のアドソル日進(3837)を一貫して研究中。
株価が低迷中だからこそ銘柄研究は生きてきます。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)