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情熱投資家、相川伸夫が語る投資失敗談
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情熱投資家、相川伸夫が語る投資失敗談

2017-05-03 00:43
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     情熱投資家の相川伸夫です!

     前回のコラムでお知らせしました通り、現在、育児休業中です。
    よって現在は『育メン投資家』です。響きがカッコよくないですね(笑)

     3時間置きにギャン泣きされることにもなれてきましたが、育児が一段落するまでは今まで配信してきたような注目銘柄レポートは難しいかもしれません。

     レポートを楽しみにして頂いている読者の皆様には申し訳ありませんが、わが子の成長をどうかお待ちくださいませm(_ _)m


     さて、今回は中々語ることのない投資の失敗談でも話してみようかと思います。


     通常、アナリストやコラムニスト、メルマガ配信者などの情報発信側の人間というのは見栄を張るのも『仕事』だと理解しています。
     大失敗した話が広まったらその人は『カッコ悪い』ものです。
     今日はあえてそんな『カッコ悪い』失敗談を思い切ってさらしてみたいと思います(笑)

     少しでも皆さんの教訓になれば幸いと思います。


    【赤っ恥の投資失敗談!】


     株式を始めてまだそんなに経験のなかった頃のことです。
     自分が一番最初に株式の洗礼を受けた銘柄のことです。
     S社としておきましょう。

     その銘柄は大手との資本業務提携のIRをきっかけに1300円から株価が4400円まで大きく躍進し、その後株価は下落していきました。自分はそのS社を下がってきた株価2200円程で買いました。

     当時の時価総額は50億以下の100株単元の銘柄で、浮動株自体もとても少なく、板の売りと買いの気配が100円近く離れている極小株でのことです。

     自分なりに分析してこの銘柄は上がると判断し、資産の50%をS社で占めました。数日で株価は順調に上がり+10%になりました。

     そんなある日、原因の全く分からない強烈な買いによって突如ストップ高に。

     この時はとても気分が良かったのを覚えています(笑)


     株価は原因不明のストップ高に張りつけられてその日の取引を終えました。
     もちろん全く売りませんでした。

     翌日またもや原因不明のまま始値はストップ高に貼り付けられて前場が引けました。

     自分の資産の半分を突っ込んだ銘柄が二日で含み益+50%!!

     自分は、S社に残りの余力も全て入れて後場の始まる前に『成買』の注文を入れて午後の仕事に精を出しました。

     そして引け。


     スマホを見て唖然としました。
     まあ、皆さん読んでてきっと予想通りの結果です(笑)


     株価は値を大きく崩して引けていました。
     当然自分の出した注文はストップ高で見事約定しています。さらにその日の引け後にS社からサプライズの業績の下方修正がでました(笑)


     翌日はストップ安でした。
     朝一マイナス10%で寄ってからそのまま右肩下がりで張りつけ(笑)
     さらに翌日はそのままきれいに張りつけでストップ安。

     自分は張りつけられて売れなかったのではなく、そもそも『売る』事が出来ませんでした。

     きっと上がる。下げすぎだ!きっともうすぐ上がる。


     その翌日は寄り付きましたがそれでもマイナス10%で引けました。
     自分はその日のほぼ底値で全株投げ売りました。



    【失敗によって気づけたこと】


     とてつもなくダサいトレードでしたね。救いようもないですw

     このときの損失の『味』は今でも覚えています。
     とても悔しかった。自分を愚かと恥じた。

     今の自分のルーツはこのときにあります。


     皆さんはこの投資にどんな悪さを見出しますか?

    ・高値で買ったこと。
    ・安値で売ったこと。
    ・上がる理由が分からなかったこと。

     それらは間違いなく悪さでしょう。

     自分はこの投資から以下の考えが浮かびました。

    ・そもそものこの株の下値めどはいくらだったのか?
    ・買いたい人と売りたい人のバランスはどうだったのか?
    ・この株式の株価が上がるときのシナリオって何だろう?
    ・売るタイミングも考えずに買っていた
    ・ストップ高になってから『考えているフリ』しかできていなかった。

    などの想いが駆け巡りました。


     しかし、ここでの最大の悪は何よりも『考えていない』ことに気づけていないことだと感じました。

     人は大きなストレスの前では『考えているフリ』をします。
     ストレスと向き合うことを恐れ、思考が停止するのです。
     この状態が何よりも危険です。
     自分にとって都合のいい情報しか集めなくなる。見なくなる。

     留意点は株価が下がった時だけが『大きなストレス』なのではありません。
     人にとっては株価が『上がった時』も大きなストレスなのです。

     つまり、『大きな変化に人は大きなストレス』を感じ、その都度自分にとって『都合の良い情報ばかり求める性質がある』のです。


    そうです。

     最初の意味不明のストップ高の時から自分は『考えているフリ』しか出来ていない自分に気付けなかったのです


     きっと、皆さんにも身に覚えがきっとあるのではないでしょうか?

     今でもこのストレスに対して完璧に対応できていません。
     まだまだ未熟者の証拠ですね(笑)


     この出来事は株式投資を始めて3か月くらいの時に体験しました。
     この失敗のおかげで重要なことに気づけたことを大変感謝しています。


     皆さんはいつ頃でしょうか?
     まだの人は早く『失敗』出来るといいですね!!

     まだまだ未熟な自分ですが、これからも億の近道を目指す読者の皆さんと共に頑張りたいと思います。


     今回も、最後までお読み下さりありがとうございますm(_ _)m


     それではまた。


    『全力全開全力前進!!!』
    (相川伸夫)


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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