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今週(6月26~30日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で99円24銭下落し(率にして0.5%の下落)、2万33円43銭で取引を終えました。
週初は12月期決算企業の権利取り、外為相場での円安基調などを支えに株式相場は堅調に推移。27日には日経平均株価は3日続伸し、一時は20日に付けた年初来高値を上回りました。
28日は前日の米ハイテク株安を受けて4日ぶりに反落。このところ買われてきた電気機器や精密機器などIT(情報技術)関連株が下落しました。
29日は米株高や長期金利上昇を受け、銀行株や鉄鋼株など景気敏感株が上昇。週末30日は米ハイテク株が再び調整したことを受けて反落しました。
ドイツの物価上昇を受けて、欧州中央銀行(ECB)が金融緩和の縮小に動くとの見方から、世界的に長期金利が上昇に転じるなか、株式相場は方向感が難しい展開になっています。
テーマごと、個別に好業績が見込まれる銘柄などに物色が集中する可能性があるとみています。
(水島寒月)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)