先日(9月17日)、億の近道の執筆者でもある山本潤さんの

「成長株への長期投資」

セミナーへ参加してきました。


 私個人は、ずっとグレアムやバフェットの本や考え方を勉強してきたので、グロース株の考え方や投資判断の手法が良く分かっておりませんでした。

 なので、有望な成長株に出くわしても、その時点での株価が高いのか安いのか正直どのように判断してよいかわかりませんでした。


 今回、山本潤さんのセミナーに参加して

「なるほど!」

と合点がいった内容を読者の皆様にも簡単にフィードバックいたします。

 詳しくは山本さんの主宰する

「みんなの運用会議」
https://double-growth.com/category/finance/basic/

のコンテンツを読まれるのが良いと思います。


・投資家にとって意味があるのは、EPSの成長率ではなく配当の成長率である

 山本さんの話で最初にインパクトがあったのは、

投資家にとって本当のキャッシュフローとなるのは企業の配当であり、EPSではなく、実際の配当額の成長を見るのが重要である

という考え方でした。

 これは、今までEPSの成長率を気にしていた自分からすると新しい視点であり、まずハッとしました。


・実際の株価も配当利回りで決定する要素が大きい

 これは上場企業の分布で説明されました。

 つまり、PERやPBRでは、企業はきれいに分布しておらず、それは投資家がPERやPBRを信頼できる指標として評価していないことを表している。

 一方で配当利回りをベースとした企業分布はきれいにまとまっており、投資家が配当利回りはしっかりとした信頼できる指標と考えている

という視点も自分にとって新しかったです。


・過去10年ぐらいの配当成長率を計算する

 実際の配当額が複利で平均どの程度成長しているかを計算し、その成長率が高い企業を探す


・配当成長率のブレ(標準偏差)を計算する

 企業の成長リスクを配当成長率の標準偏差で考える

という点も新しかったです。


・企業の成長段階での配当性向を考慮する

 成長率の高い企業は、配当を出すことよりも内部留保して企業内再投資を行った方が企業としての成長力は高まります。

 ゆえに、成長企業では配当性向が低い傾向があります。

 上記での将来の配当成長率などを考慮する際には、企業の成熟化が進展した場合には、将来の配当性向が一般企業並みになるという想定もしながら計算していく。

ということになります。


・長期投資が成功するのは、平均は時間に比例し、分散は平方根した数字に比例する、その差にある

 これは、投資期間が長くなるほど、年率の複利リターンの分布が小さくなるというファイナンスの常識なのですが、今までで一番しっくりとくる説明のされ方でした。


 実際、

「みんなの運用会議」
https://double-growth.com/category/finance/basic/

では、具体的な銘柄なども研究されているようですので、私の方も主宰する投資クラブで山本流の成長株分析手法を利用しながら、いくつかの銘柄を再検証してみたいと思っています。


株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一


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http://abvom.biz/brd/archives/ahwxrr.html


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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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