想定通りと言いますか、結果から見れば、それほど大きな波乱もなく想定内の選挙結果であったと思います。
野党混乱の隙を突いて、まずは安倍政権の延命策が成功した選挙でした。それに加えて、役に立たない野党第一党の解党を促し、且つ安保や財政への国民の意識変化も促した選挙だったと言えそうです。
希望の党については、政権交代を謳いながら次期党首(首相候補)も決めぬままに信任を得るなど出来るはずも無く、慌てて希望に移籍した連中も泡を食ったのではないでしょうか(笑)。
これからの見どころは元民進党諸氏が「軒先借りて母屋を乗っ取る」ことが出来るのか?ですね。世渡り上手なセンセイ達が多数移りましたから(笑)
残念なところでは前回に続いて、これと言った実のある政策論争も無く相変わらず耳触りの良い言葉を並べただけで本気度を感じられない、何とも薄っぺらな選挙戦だったことです。
時を同じくして、お隣の第19回狂産党大会では、30年先の「最強国家建設ビジョン(力づくで)」まで語っているというのに。迫力も緊張感も異次元のレベルを感じます。
10年先を語るのも怖い今の日本。この先どうなることやら・・・。
一方、株式市場につきましては、選挙前は安倍政権の実績を示したいかの如く「何が何でも株価維持」と言う雰囲気の、指数銘柄ばかりが買われた印象でした。選挙前の予想をもとに安倍政権の長期化を期待して買われたのか?または何か見えない操作があったのか?・・・などとも疑いたくなる展開でした。
週後半は上がり続ける指数とは反対に自身のポジションはマイナスに動きました。予想外に連騰した銘柄は幾らか売りましたが、余り動かすことも出来ずでした。
もちろん1円でも上がり続ければ連騰ではありますが(苦笑)、値下がり銘柄の方が多い連騰では気分も冷めます。今のところ株式市場は堅調であるものの、世界の動向を見るにつけ、我々の資産も生活も、全てにおいて日本円に頼ったままで良いのか?と言う疑問が膨らみます。
証券関係者に聞いたところ、余力のある投資家層は株式を売却した資金で利回りの高い外貨建ての債券や新興国投資への興味を高めているそうです。
何せ史上初の連騰ですから・・・。この手の象徴的な動きは気になります。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)