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 訃報を耳にすると悲しみが胸にこみ上げて参ります。

 闘将と慕われた星野元監督の死はあの明るい笑顔が印象的だけに余計に感じられます。
 阪神や楽天という球団を優勝に導いてくれたあの逞しいパワーは既にあの世でまた息づいているのでしょうか。


 株式市場でもこの闘将の命を奪ったすい臓がんとの闘いに暮れる企業があります。

 樹状細胞ワクチンを用いた免疫細胞療法と言われる副作用のない治療法を追求するテラ(2191)とその免疫細胞療法の草分けでもあるメディネット(2370)です。
 いずれも東大医科研発のベンチャーです。

 免疫細胞療法は昨年、いくつものメディアで効果がないと叩かれてしまい、その結果両社とも業績停滞を余儀なくされてしまいましたが、世の中にはすい臓がんで苦しむ多くの患者がいて、少しでも助かりたいと今か今かと救いの治療法確立を待っています。


 テラの矢崎社長には昨年後半に何回かお目にかかりましたが課題であった医療機関への延滞債権問題を全額回収の形でクリアし本年を攻めの年にしたいと私宛の挨拶メールで熱く語って頂いています。

 一筋縄にはいかない創薬ベンチャー業界ですが、亡くなった星野監督に限らず多くの患者さんが製品化を待っていることだけは事実です。
 星野監督の訃報でそうした世の中に役立つ医薬品開発に邁進する企業群をまた改めて見直すチャンスが訪れたと感じるのは筆者だけではないと思います。


(炎)


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