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初めに日本年金機構のお話。
地域の年金事務所に何度電話しても、ずっと通話中で繋がらず、止むを得ず日本年金機構の「ねんきんダイヤル」に電話したところ、これがまた国民の年金相談にもかかわらず15秒毎に10円がかかりますとの案内が・・・。
10分の問い合わせだけで400円も負担させる厚かましさに呆れます。
しかも質問する度に「上司に確認してきます」などという対応ですから、簡単な問い合わせだけで10数分もかかりました。
ただでさえ繋がり辛い上に、国民に費用負担させることで通話時間も短くさせようとの魂胆でしょうか。吐き気がします。
この腐りきった天下り組織は、やはり「社会保険庁」から名称を変えただけで過去の杜撰な運営に対して何も反省しておらず、中身が何も変わっていないことが分かります。
膨大な個人情報流出も起こるべくして起こった訳であり、いずれはマイナンバーでも重大な事故が発生するはずです。
厚労省から天下り続けるシロアリにトップマネジメントを任せていては年金の構造改革など夢のまた夢です。無駄を放置したままに、毎度屁理屈をこねては国民を騙して保険料を巻上げ続けるくらいしか頭にありません。
高級シロアリと厚労系ゴキブリの既得権維持のために、国中の屋台骨が腐っていく様を様々な場面で国民は目の当たりにしています。
さて、先月下旬のメルマガにて、中々上がらない人件費について「業績を上げられない無能経営者によって人件費が抑えられていることも大きな要因とみています。」と書いたところ、読者の方々から「同意する」とのコメントを幾つも頂きました(^^)
ビジョンもアイデアも無い無策経営で業績が落ちたのは現経営陣と彼らを選んだ株主の責任のはずなのに自分たちの給料が下げられた・・・と言ったコメントが多かったです。
沢山の皆さんが体感していらっしゃることが分かります。
最近の例では、東芝グループ全社員が大迷惑を被りました。2000年代に入ってからの自己中心的で無能なトップが続いたことで、あの「名門東芝」ですら大きく傾いてしまったのですから。
先日は売却が決まった東芝病院に勤務している方とお話しする機会がありましたが、誰もが怒っているそうです。何十年間も一生懸命やってきたのに、突然明日をも知れぬ身になってしまったのですから。
しかも売却先が強欲で有名な医療法人ですから皆さん戦々恐々としておられるようで、ある科の先生方は一斉退職を決められたそうです。買収後には新オーナーに職員はコキ使われ、患者さんも減るのかも知れません。
日本的慣行で(社内政治だけで)トップになった(実績の無い)経営者により業績が低迷し、そのシワ寄せが社員の人件費の引き下げであったり、部門売却や資産売却と言う形で現れるケースは多々あります。
トップに能力が伴わなければ、従来事業を継続するだけで薄い利益率に甘んじたまま、または事業が右肩下がりになっても保身目的の消極経営を続け、人件費も配当も抑えるなどで優秀な人材の流出を抑えられず、会社が弱体化していくだけの姿を多く目にします。
こうなると割安な株価は何時まで経っても割安なまま。幾ら市場が良くても企業は成長せず株価も一定のレンジを上下するだけになります。
ただでさえ株主への主要リターンとなるべき配当性向が低いのですから投資妙味も無い故に誰にも見向かれず、それこそ運良くTOBといった買収話しでも出てこない限り株価低迷が続きます。
以前にも書きましたが、投資決定前には必ずトップの人柄や経歴(実績)を調べるように心がけてください。
それにしても日本の株式市場って、先物をショートしたり空売りをしたりといったセミプロ以上にとっては使い勝手の良い市場なのでしょう。色々なニュースにもお構い無く日々乱高下しています。
確かに税制も仕組みも、取引所や証券会社などの運営者にしても、誰もが本当にローカル投資家や中長期投資家を重視した運営を目指しているとは感じられませんから、何時まで経っても厚みが増さないため変動も大きくなります。
とは言いながらも、日経平均で21,000円辺りなら安いと考え、狙っていた億近執筆陣が言っていた銘柄を2,3仕入れてみました。株式相場が終わるとするにはちょっと早いように感じますし(^^)。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)