全体相場がやや停滞気味の昨今ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
桜咲く春があっという間に過ぎ行き、八重桜やつつじ咲く春になってきましたが、咲き誇る花々が変化していくように株式相場も時代によって違って参ります。
皆様の運用もそうした変化にどう合わせていけるかによって差異を生じるのかも知れませんが、決してあせることはありません。
来るべき相場の波が皆様の保有株にもやってくると信じて取り組んでいかれますよう期待しております。
株式投資の手法は千差万別。評価も様々。本日久々に皆様に投資のヒントを送ってくれた情熱投資家、相川伸夫氏は企業の本質に迫る冷静な報告をしてくれています。なんだまだこんな有望銘柄があったんだと思わず読み入ることになるのかも知れませんが、ぜひ彼の報告に耳を傾けてみて下さい。
投資の王道は成長株投資であることは言うまでもありませんが、その成長の芽をどうやって見出すのか皆さんも大いに参考にして頂きたい。
とは言え、株の評価は投資家それぞれに異なって当然です。ケインズ先生の美人投票論だと一人よがりではなく皆さんが選びそうな美人を選ぶと良いのでしょうが、人それぞれに美人のモノサシが違って参ります。
まずはその企業のビジネス内容に焦点を当ててみましょう。
面白いと思うのか面白くないと思うのか・・。
自分でもやってみたいと思えるようなビジネスを展開する企業に1票。
企業を引っ張る創業者、経営者に1票。
万全の財務内容で成長を続ける企業に1票。
投資家の負託に応えて先行投資を図る企業に1票と、美人投票を重ねるうちに自然とポートフォリオができた・・。
そうです、皆さんはポートフォリオマネージャーなのです。
100万円のお金だろうと1億円だろうと100億円だろうと美人投票を重ねながらポートフォリオを構築されているマネージャーなんです。
でも時に魅力あふれる異性が目の前に現われます。決して美人ではないけど将来磨けば光る。あなたのポートフォリオの中にいつのまにか入り込んでわがままを言う。光輝くはずの対象が曇ってしまいポートフォリオは分散から集中に変わってしまう。
俺はあの美人をコアにすると決められるのなら良いが言葉は悪いが時にあばずれのような美人につかまり、ポートフォリオから外したいなんて思うこともある。株の運用は人生と同じ。先の長い、終わりのないドラマ。
株の評価もいろいろで単純ではないが、投資尺度は昔からさほど変わらない。
できたら新しい彼女が良いと市場に放たれた穢れのないIPO銘柄に手を出す。
結果、すぐにおいしい思いをするのか、痛い目に合うかは皆さん次第。
昔からのモノサシなど役に立たない世界がIPOマーケット。
PER100倍、PBR20倍などざら。
それでも美人を求めて投資家=投票者が市場内に集まってくる。
お宅っぽい投資家が相場を決める。
ここはそうしたギャンブルのようなIPO市場から離れてもう少し真面目な投資活動をしようと調査活動を開始した相川伸夫氏に期待したいと思います。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)