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日本の公共施設

2018-05-14 18:00


     はじめに。

     石川臨太郎さんが今週のコラムでカーボン各社の業績動向について書かれていました。
     http://okuchika.net/?eid=7731
     私も日本カーボンや東海カーボンの予想外の上方修正には驚きました。昨年後半から主力の黒鉛電極の需給ひっ迫が言われ、株価も随分買い上げられていましたが、これほどとは予想できませんでした。

     昨日発表された昭和電工までの一連の決算を見るにつけ、16年度に大幅な償却を実施したこともあり、相当保守的な業績予想しか出さない各社とも利益を抑えきれなくなっていることが分かります。
     野村のアナリストが将来予想を控え目に出したことで2月から売られていますが、そんなに安易に将来予想を出来るはずも無く、売名行為か?とも感じました。
     今後の業績にも期待が持てますし、出来高も相当こなしています。何せ割安ですから、個人的には余り弱気にはなれないですね。


     気になるところでは、外資系をはじめとした大手金融が大型の空売りを仕掛けている、売り残高が増えている、と言ったデータやコメントが多いことです。野村もレポートを出してから?売りが急増したようですが、これは視点を変えれば、大手金融による相場操縦とも言えます。確かに、怪しげな株価動向です。

     個人に比べて圧倒的な資金力を持つ大手金融が特定の銘柄を狙い撃ちして売り崩し、個人投資家の買い持ち分(信用買いなど)を投げさせるかの投資行動(自己の利益のため)をするような市場では危なくて投資など出来ません。
     もし大手金融が意図的な相場操縦をする市場なら、そんな危ない市場にNISAやIdecoを使って素人投資家を引き込むなどは止めるべきと考えます。

     何せ数年前からは投資市場と言うより博打場の様相ですから。


     さて、5月1日の日経新聞にも取り上げられていましたが、2013年からの円安をテコにした訪日外国人客の増加に伴い、夜の娯楽(所謂ナイトエコノミー)が貧弱との意見が増えています。
     オッサン経済が豊かな日本では沢山の(庶民的)飲食店が遅くまで営業していますが、それ以外の娯楽は少ないです。我々の世代では呑み会以外では、せいぜいライブハウスや映画と言った辺りしか思いつかず、ファミリーで日常的に楽しめる夜の(健康的な)娯楽は少ないですね。

     ヨーロッパやアメリカに行くとショッピングや飲食だけでは無く、美術館でもシアターでも結構夜遅くまでやっていて、夕食の前後に様々な楽しみ方が出来ます。もちろん都会での話ですが。

     それらに比べ日本の(自治体が運営する)美術館や博物館と言った箱モノは、公務員の勤務時間に合わせるため開館時間が9時~17時が大半ですから、これでは日中ヒマな人しか利用できません。
     しかも建てた後(つまり地元後援会への利益還元後)は役所に任せっきりの「やっつけ仕事」になりますから、集客しようとの意思もインセンティブも無いままに閑古鳥が鳴く赤字施設が増えます。
     自治体によっては余計な規制の中でも頑張っている姿が見られますが、何せ行政予算にまとわりつくゴキブリやシロアリが邪魔をし続けますから大変です。議員バッチを維持するための地元への利益誘導や、ついでに役人の天下り目的で造られたものばかりですから利用者視点など欠落していますし。


     自民党では(票の格差是正策により議席減が続く島根県出身の)細田ゴキブリが中心となり合区解消を法に盛り込もうと躍起です。票の平等は民主主義の大原則であるはずなのに、自民一強をテコに先祖返りを企てています。しかも姑息にも、憲法9条の改憲議論に紛れ込ませて決めてしまおうとの魂胆です。

     憲法9条については独立させて議論するなど別格の扱いをすべきなのに、この時とばかりに教育無償化(要はバラマキ予算)と合わせて決議してしまおうなど、その傲慢さにも呆れます。

     この平和過ぎる日本。
     各国政権や中国狂産党幹部など世界の為政者からは失笑をかっていることでしょう。


     と言うことで、ナイトエコノミーに対する日本独自のコンテンツを幅広く提供できる会社は無いか?などと考えている次第です。
     身近なところではOLC(ディズニーランド)や東宝(アニメ映画)辺りが思いつきますが、成長企業と言えるほどのビジネスモデルでも無いですから…。

     日本を代表する娯楽(警察庁の宝)であるパチンコを外人好みに出来ないものかなどと思案しています。

     この連休中も観光エリアは大勢の外国人観光客で賑わったものと思われます。各地域も単に観光客の誘致を競っているだけでは無く、長く将来に繋がる施策を打っていく必要があります。

     もっとも、役所任せでは限界がありそうです。
     人口が減っていくのですから観光客や住民の奪い合いだけでは解決しません。
     コンパクトシティー化についても行政の効率化にしてもゴキブリに関与する隙を与えては何年経っても変わりません。交付金(他人の金)を使うだけの仕事では効率化など進むはずもありませんから(苦笑)。

     既得権を排除した民間の発想で、且つ規制を取り払うことでナイトタイムに拡張できるビジネスを探すことになるのでしょう。


    (街のコンサルタント)


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
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