相場の頭が重い中にあって、7月からのわずか2か月で株価が10倍にもなった銘柄があります。
それは住宅、オフィスビルのリニューアル工事を手掛けるエムティジェネックス(9820)ですが、この急騰の背景は謎めいています。
すこぶる好調な業績という訳でもなく、安定した業績は上げていますが、今期の予想経常利益は2.4億円の水準で従来の時価総額20億円に見合っていました。
M&Aで業績を伸ばすという期待はあっても、2000円前後の株価がいつのまにか25000円弱まで上昇したのは解せない。結果、時価総額は270億円に迫る勢い。
親会社の森トラスト(連結総資産1兆円・未上場)がどこまで関与しているのかなど興味深いのだが、何かリリースされているのかというと何もなく、森トラスト傘下の同社株の今後の行方は気になるところ。
その大株主に名前を連ねているのが光通信(9435)。
光通信が関係しているというような話も一切ないのでただの憶測に過ぎませんが、他のいくつかの保有株も多少、仕手的な値動きになる可能性はあるのかも知れません。
この中には名古屋2部の岐阜造園(1438)、丸八HD(3504)といった業績は底堅いがやや流動性に乏しいマイナーな銘柄もありますが、ウエスコHD(6091)のような比較的流動性があって安定した業績を上げている銘柄もあります。
エムティ社の株価変動を横目に光通信保有銘柄を皆さんもチェックしてみてはいかがでしょうか。意外な有望銘柄が見つかるかも知れませんよ。
(炎)
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