短期投資家はリスクの大きな銘柄に関心を持ちます。

 1月29日の終値11710円から4日間のストップ安を演じたサンバイオ株への関心が高まり、YOUTUBEで多くの投資家が話題にしているようです。

 米中貿易戦争とは無縁の創薬ベンチャー。その中でも短期急騰を演じてきたサンバイオ株は2015年4月にマザーズ市場にIPOした銘柄。再生医療をテーマとしてテンバガー銘柄として多くの投資家が夢を追い求めて投資(私は現段階では投機と見ています)してきた結果、昨年の6月安値2421円から1月高値12730円まで5.3倍にも上昇したという銘柄です。

 そのサンバイオ株が米国での治験結果がネガティブなものとなったことを受け、一気に急落を演じています。億の近道の読者の皆さんももしかしたら関心をお持ちになっているのではないでしょうか。

 本日の終値は3710円で4日連続ストップ安。成り行き売りを856万株残して終えたのでネットでは明日もストップ安となるとコメントする向きがありますが、引け後のPTS相場は寄付きが2313円で安値は2311円、高値は2900円。23時24分現在では2449円となっています。出来高は179万株に達していますのでスパイラルな下げはほぼ終止符が打たれたと見られます。

 一方通行になりがちなマザーズ銘柄の変動についていくのは大変ですが、他の銘柄も景気変動に影響を受けて変動は激しいので、創薬ベンチャーに活路を見出そうという投資家は、この局面をチャンスと見て取り組んでおられるのかも知れません。

 数カ月続いてきた逆行高は大きな調整で終焉し今後は当然のごとくしばしの波乱相場が想定されます。この波乱をチャンスと見るか、皆さんのお考えはいかがでしょうか。


(炎)


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