有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「強いファンダメンタルズの企業を選び押し目買いを狙う」=
(有料メルマガ第436回・2017/6/13配信号)
※2017年6月現在の内容です。留意してお読み下さい。
(前略)
このように人気のある優待があると、業績とは異なる優待の魅力というカタリストで、上げ続けていく企業もあります。
長く投資していると株価の上昇のメリットを全て手に入れることができます。
したがって、ある銘柄に投資する(=個別の戦闘行為を行う)場合にも、その株に投資する目的と、どのくらいの期間投資するかを決めてから実際の投資を実行する方が良いと考えています。
まず第1に、その株を買う理由を明確にしておく。
インカム・ゲイン狙いかキャピタル・ゲイン狙いかを決める。
そして第2に、投資を実行すると決めた場合は、その投資の投資期間=投資軸を決めておく。投資期間を決めておくということです。
第3に、投資するにしても、どうせ買うなら、より安いところで手に入れる。
投資時点の株式市場の投資環境に注意を怠らないということです。
戦場の状況を把握しておくということです。
第4に、上に書いたことを意識しつつも、最初に決めことにとらわれすぎずに状況の変化によって、柔軟に戦闘方針を変更する能力も養う。
株式投資に何を求めているかばかりではなく、投資する個別銘柄にも何を求めて買うかを決めて投資することが重要だと考えています。
値上がり益またはインカム・ゲインまたは欲張って両方とか決めてから投資を実行するとうまくいくことも多いです。
もちろん自分の決定していた方針と、状況の変化(=投資環境とか緊急事態とか他の投資家の行動)で、方針を替える柔軟性も大事だとは思っています。
株式投資などの相場では株価はサイクルを描いて動いていきます。その短いサイクルの変動から利益をくみ出すのか、長い変動のサイクルから利益をくみ出すのか。
小さいサイクルの変動は小さく、長いサイクルの変動が大きいかどうかは相場環境次第です。上記に例にあげた5銘柄を比べても上昇のサイクルと大きさがずいぶん異なっています。
ただ、一般的には長いサイクルの変動の幅の方が大きいと私は感じています。投資する前からしっかりと投資の時間軸を決定してから投資行動に移りたいと、自分ではいつも考えながら投資しています。しかし腰砕けになることも多いです。
私の家計は専業投資家として、賃貸不動産の家賃や、投資している株の配当収入や優待に生活費を依存する、生活設計モデルとなっています。
そのために、投資銘柄のうち、多くの部分を安定的で高い配当を出す銘柄や配当優待利回りが高い銘柄への運用資金の配分が多くなっています。
しかし大きくキャピタル・ゲインを取るために配当利回りも低く、優待もない企業の赤字の株を我慢して、我慢して、その企業の収益が大きく拡大して株価が大きく上がることを夢見て持ち続けることもあります。そのような企業の株を持ち続けるためにも、他の多くのポートフォリオ銘柄で配当や優待の獲得額を大きくすることが必要になってきます。
(中略)
普段から投資環境が著しく悪化した場合にも、冷静に投資判断を行うためにセーフティー・ネットとしてインカム・ゲインの利回りが高い企業の株をポートフォリオの中に分散で増やして行くのは良い作戦だと考えています。
(後略)
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
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●第4号(4/9配信号)より
研究銘柄として取り上げられた250社(重複を除く)の中には、TOBな
どにより上場廃止となったものがいくつかあります。その数は、なんと22社。
研究銘柄の約9%が、研究銘柄として取り上げられた後に上場廃止となってい
ます。
(中略)
ご覧のとおり、上場廃止となった研究銘柄の多く(22社中16社)は、
2009年から11年の間に研究銘柄として取り上げられています。
この期間は、世界的に景気が軟調で、いわゆるアベノミクス相場の前でもあ
りました。このためか、この時期に選ばれた研究銘柄の多くは、いわゆる割安
銘柄であり、結果としてTOBやMBOのターゲットになったと思われます。
興味深いのは、上場廃止となった研究銘柄のほとんどが、石川さんがメルマ
ガで取り上げてから2~3年経過していることです。このため、現在から2~
3年前に研究銘柄として取り上げられた研究銘柄は、もしかしたら、そろそろ
TOBなどで上場廃止になるかもしれません。
そこで、ここでは次の基準に該当する企業を「上場廃止候補」研究銘柄とし
て取り上げてみました。
(後略)
●第6号(4/23配信号)より
後ほど、「2)選んだ理由の箇条書き」を整理するとわかることですが、研
究銘柄を選び出す理由の多くは、いくつかの基準に基づいて優良とされるもの
を選び出す方法(いわゆるスクリーニング)です。このため、研究銘柄を選び
出すためのルール(のようなもの)がわかってしまえば、石川さんでなくても
誰もが研究銘柄を選び出すことができますし…
(中略)
箇条書きは、銘柄にもよりますが、少なくとも3つの理由が示され、多いと
理由が9つくらいまで増えます。ただ、メルマガを確認すると、記載されてい
る理由は、概ね次のように整理することができます。
(後略)
●第11号(5/28配信)より
K社の株価は、「生涯パートナー銘柄の研究」で初めて取り上げられた20
14年に15%、2015年に7%と、着実に上昇しましたが、2016年に
は10%以上の下落。ところが、2017年には45%も上昇しました。
2018年に入っても、K社の株価上昇基調は変わらず、1月下旬には995
円まで上昇。しかし2月中旬には825円まで下落し、その後は800円台前
半でのもみ合いを続けます。
(中略)
このように、石川さんはK社の事業価値や資産価値に自信を持っており、株
価下落に対して狼狽えることなく、むしろ割安感が増したと判断しています。
その後、K社の株価は、石川さんの見立て通り、上昇基調を取り戻し、6月
には1,000円を超える水準に達しました。
(中略)
仮にK社の時価総額が、同社が保有する金融資産と賃貸等不動産の含み益の
合計に近づくと想定すれば、K社の株価は67%程度の上値余地があることに
なります。
(後略)
●第12号(6/4配信)より
今回は、最終回として、あらためて、石川臨太郎さん、とは何者?(笑)な
のかを整理したいと思います。
今回の整理をきっかけに、読者の中から「第2の石川臨太郎」が生まれてく
れると(私としては)大変うれしいです。
(後略)
第1号目次
■有料メルマガで取り上げられた企業数
■メルマガで一番取り上げられた企業は?
■3回以上取り上げられた企業をすべて紹介
第2号目次
■石川さんは化学好き?~研究銘柄を業種別にみる
■石川さんは意外と大企業嗜好?~研究銘柄を市場別にみる
■石川さんは中型が好き?~研究銘柄を時価総額別にみる
第3号目次
■生涯パートナーの絶対条件!~研究銘柄を自己資本比率で整理する
■赤字企業は嫌い!~研究銘柄をROEで整理する
第4号目次
■低利益率でも大丈夫?~研究銘柄を営業利益率で整理する
■上場廃止銘柄を確認する
第5号目次
■まずは確認~メルマガの構成
■研究銘柄の語り方
■創業時期などの沿革、事業の紹介
■株価や業績の変化
第6号目次
■研究銘柄の語り方
■「研究銘柄に選んだ理由」の構成
■常に現状をチェック~研究銘柄として選んだ銘柄の最近の動向
■株価下落リスクを可能な限り避ける試み~選んだ理由の箇条書き
第7号目次
■研究銘柄を分析する手順
■研究銘柄の資産価値の定義
■研究銘柄の資産価値と時価総額との比較
■研究銘柄の事業価値の計算方法
■研究銘柄の事業価値を定性的に考える
第8号目次
■コラムの内容を整理
■同じタイトルのコラムが続く
■石川さんと「メンタル」の関係
■石川さんが語る「夢」の効用
■儲けられない投資家
第9号目次
■石川さんが考えるインカムゲインの「あるべき姿」
■石川さんが考える「生涯パートナー銘柄」
■石川さんの投資哲学は戦闘?
■株式投資における戦略、戦術、戦闘力
■インカムゲインを一気に確保する戦闘
第10号目次
■前期(19年3月期)は25%の減益
■20年度からの3カ年の中期経営計画
■株価の推移と石川さんの見方(勝手な予想)
■石川さんの視点を使ってA社を分析する~(1)割安度
■石川さんの視点を使ってA社を分析する~(2)業績予想の保守性
■石川さんの視点を使ってA社を分析する~(3)業績が伸びると増配
■A社のM&A戦略
第11号目次
■K社の事業内容
■株価の推移と石川さんの見方
■3期連続で最高益を更新
■石川さん好みの中期経営計画
■K社の資産価値
■K社の株主優待
最終号(第12号)目次
■石川臨太郎のメンタル
○個人投資家が身に着けるべきこと
○株式投資と自動車運転
○自分を知る
○過去から学ぶ
■石川臨太郎の投資哲学
○株式投資の目標
○責任を取る
○過去は変わる
○インカムゲインに対する考え方
○リスクに対する考え方
○石川さんが考える「生涯パートナー銘柄」
■石川臨太郎の投資手法
○研究銘柄の条件
○投資資金の上限
○株式投資=戦争
○株式投資における戦略、戦術、戦闘力
○企業の本質的な価値(資産価値と事業価値の合計)
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