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人は生まれて死に至るまで絶えずお金に縛られて生きている。幼い頃に目に触れたお金の存在は興味津々だった。子供銀行券やプラスチックの硬貨で遊んだ記憶もある。
お金は生活を豊かにする必要不可欠なもの。お金はあればあるだけ良い。
でもどうすれば勝手に増えてくれるのか・・。
新たに生み出した商品やサービスを提供して増やす。これが企業のミッション。原材料を仕入れてそれに付加価値をつけて売る。その差額が利益となってお金を生むことになる。
ことは簡単そうで、そうでもない。
簡単にはいかないのは生み出した商品や提供するサービスが第三者が買ってくれるかどうか、受け入れてくれるかどうか不透明なため。
原価割れで売れば赤字になり、粗利以上に経費をかければ赤字になる。
赤字になるぐらいならやらない方がまし。
デフレでなかなか需要が生まれないとお金は増えてくれない。
でもお金を何とか増やしていきたい。
お金には目先使うことのないお金と目先使う予定のお金がある。
せめて目先使うことがないのなら、何かに変えて運用してその期間だけでもお金を増やしたい。
その何かの一つが株式になる。お金を貸したりして金利で増やすのも良いが、返ってこないリスクもある。債券投資という手もあるが、市場での金利は低いので妙味はない。日本国が発行する国債などは銀行がサヤ抜きで運用する対象だ。
株式市場に上場を果たした取引所公認の企業の株式に投資して一定期間寝かしてお金を増やす。つまり株式投資がお金を増やすための手段となる。
でも株式は価格の変化が激しい。上がったり下がったりと忙しい。
どんな銘柄に投資すべきか、会社がつぶれたり業績が悪化したりしないかなど心配は尽きない。
普段の生活やビジネスで忙しい投資家がそう簡単には取り組めるはずもない。
庶民感覚では株式投資は別世界の話。かなりまとまったお金がないと株なんて運用できないと思われがちかも知れない。
それが今や小口でも低コスト(取引には手数料や税金がかかる)で売買が可能になった。オンライン証券で気軽に口座開設できて、小口の売買ができる時代。広く国民共有の財産となって運用対象の主体となった。
株式投資を始める時期は基本的にはいつでも良いが、できれば若い時期が良い。それは生活に支障がでない程度の小口で良い。
お金を増やすには誰も見向きもしなくなったタイミング、指数が大きく下落してしまったタイミングができれば良いがそうしたタイミングは滅多にない。
タイミングの重要かも知れないが、言えることは株式投資は今日、明日のためにやるのではない。明るい未来のために行う経済活動と言える。
リスクがあるからリターンもある。
人に頼らず自らの研究、学習を重ね、コツコツと取り組む姿勢が求められる。
自らの才覚で時に大当たりとなっても有頂天にはならず、時に大外れとなっても絶えず未来をみつめて歩むことになる。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)